マラソンと呼吸と痛みと治療

多くのランナーが当院にも来院されます。
純粋に走ると

膝が痛い
腰が痛い
足首が痛い

などの症状は、カイロプラクティックの治療で緩和してきます。

ただ、ここのところ多いのは10~25キロ過ぎに痛みが出てくる等という時間の経過と共に出てくる痛みです。

では、なぜこれが起きてきるのか?

スポーツに限りですが、時間の経過と共に出てくる痛みの原因。

それは、呼吸です。

マラソンやスポーツをされる皆さんは、時間経過と共に呼吸をで行います。では、その呼吸にはどの様な効果があるか?

普通呼吸をすると15~20%ぐらい空気が肺に残ります(残気量といいます)ということは
吸った空気を全部吐かずに新しい空気が入ってきます。
そうすると、酸素吸収率が下がって軽い酸欠状態になってきます。

これを踏まえて、口呼吸をすると空気の換気率は上がります。しかし、先ほど書いたように
換気率が増えると残気量も増えてくるので、

酸素と二酸化炭素の交換が低下してきて、疲労が早く訪れてしまいます。

では、どうすればより効率的に酸素交換をして体力を維持できるのか?

それは、鼻呼吸です。

鼻呼吸のメリットとは何か?

スポーツをする上で鼻呼吸のメリットとしては、

1.鼻毛が空気の流通を遅くし、肺に入る空気が
適度に温まる為、体力の消費を低下できる。

2.鼻の穴が開いていると脳細胞の活性化して
運動神経が向上する。

3.鼻呼吸をすると空気流入率は、口呼吸の50%
になります。しかし流入量が低下する代わりに、
酸素の摂取量が10~20%増加する。

という効果があります。ということは、体力競技(マラソン、水泳、サッカー等)には、鼻呼吸をした方がパフォーマンスを高く出せるということになります。

では、どの様に鼻呼吸するか?

マラソンにおいての鼻呼吸の仕方として、

2回鼻で吸って、2回口で吐くです。

吸う量と吐く量(リズム)としては、

スッスッ(鼻で吸う)
ハッハー(口で吐く)

擬音では解り難いですが、息を吐く方を5割り増しで行ってみてください。
スピードアップを図る時は、呼吸を止めるまではいかなくても抑えて行くと筋力がアップします。
その後は、疲労が多く蓄積しやすいので気をつけて下さい。

マラソンの為のカイロプラクティックの治療としては、首と胸郭の治療をしていきます。

首を治療するのは、首が硬いと体が緊張しやすく呼吸が浅くなり、疲労するのが早くなるからです。
胸郭は、上がっていると息が吐けない為、治療が必要です。喘息の方も胸郭が上がっている為に息が吐けなくなり発作を起こしてしまいます。ですから、喘息は呼気性呼吸困難と呼ばれるのです。

それ以外には、胸郭を引き下げてしまう股関節から腰にくっ付いている大腰筋を治療し、体の血液、リンパの流れを良くしてあげます。

この治療で当院から今年東京マラソンに参加したランナー20人のうち19人は完走されました。