膝の痛みと半月板と体重とO脚

膝の痛みがあり整形外科などで

膝の半月板が減っているので体重を減らしてください」といわれる方が多いです。

これはどういうことなのか?

膝は人体最大の重さの掛かる関節といわれ、体重などの大きな重さを分散させてより広い
面積で受け止めることで、骨同士にかかる圧力を軽減している役割があります。
負荷の重さのおよそ50~70%を伝達しているといわれています。
だから医師は体重を減らせというわけなんです。

膝の半月板は、膝関節に挟まれた軟骨組織です。重さを分散させて関節の軟骨を守る役割があり、半月板の3分の1には血管があるものの、血管がない残る3分の2は傷ついてしまうと修復できません。

半月板は、バスケやバレーなど跳躍して着地した際に損傷したり、サッカーや野球のランニングで急激なターンなど、膝関節を不自然にひねることで損傷します。

しかし、加齢により半月板が擦り切れる半月板の変性断裂は、明らかなきっかけがなくても起こります。ではこれはなぜ起こるのか?

半月板には

内側と外側に半月板があります。両方同時に傷つくことは少なく、片方に損傷を起こします。
という事は、体重が左右のどちらかに過加重されていることが継続されて損傷してしまいます。基本的に一般男性は外側半月板、一般女性は内側半月板を損傷することが多く、スポーツ選手は内側半月板を傷めることが多いです。

女性の骨盤は、男性より大きく股関節が外方に出る為、膝の角度は内側にX字になるように構成されています。X字の角度が男性が平均5度であるのに対して、女性の平均角度は10~15度になります。(18度以上をX脚といいます。)この為に女性の方が、膝の内側に負担がかかる割合が多いのです。

姿勢を悪くして(猫背)立ってみると

O脚になります。
腰を反り腰にしてみると

X脚になります。

このことから腰が膝には影響してきます。腰の3番目の骨は前後のバランスを取り、4番目の骨は左右のバランスを取る機能があります。
このバランスが崩れていれば、運動をした際、片側の膝に負担がかかるわけです。このタイプの人で肩を使う運動(テニス、野球など)をする人で体のバランスを解消していない人は
次は肩を傷めます。

もう一つは、膝に付いている筋肉は、骨盤に付いている筋肉が多く、その骨盤は腰の柔軟性によって膝に掛かる負荷がかわってきます。

縫工筋

大腿直筋

大腿筋膜張筋
というように皆さんが訴える膝痛の場所には骨盤から付いている筋肉が関係してきます。ですから、膝だけ治療しても治らないのです。
ですから膝の治療と同時に腰の治療をしていくとよいでしょう。