風邪が引き起こす頭痛、肩こり、腰痛

風邪を引くと、以前痛かった、頭が痛くなったり、肩が痛くなったり、腰が痛くなったり、お腹を下したりこれらの症状は風邪によって引き起こされるものもあるのです。

それはどういうことか?

風邪は、ウイルス、細菌の感染による炎症性の疾患になります。血液の中の白血球がウイルス、細菌と戦い、その結果発熱に至るわけです。この時に体温が上がるわけなんですが、ここ近年は風邪を発症しない為に薬を飲んで抑えたり、又熱があまり高くならなかったりします。
鍼灸、カイロプラクティックなどの治療を受けている人は、血液の循環が向上していて風邪を引かなかったり、引いて高熱を出したり、免疫としてあるべき姿に結果が出ている人も多いです。

では、風邪と肩が痛くなったり、腰が痛くなったりはどのような関係があるのか?

風邪を引いたとき、早期回復させる為にシバリング(身震い)をさせて熱を産生させてウイルスと戦います。
このシバリングは体の筋肉を収縮させて起こさせるわけですが、その時に普段筋肉にストレスのかかっている部分の血流がさらに低下してしまう事により、肩が痛くなったり、腰が痛くなったりしてしまうのです。
ですから、風邪を引いたときに出る肩痛や腰の痛みは肩や腰を治療しても治らないのです。
ということは、風邪を早く回復させる治療を行うことがその痛みを早期改善させる事に繋がるわけです。

では風邪はどの様に回復させていくのか?


風邪を引いてしまってとき、体内では人間が本来持っている免疫機能がフル活動します。ウイルスを退治する為にサイトカインという免疫物質が出てきます。
サイトカインという免疫物質には、肝臓病の治療に使われるインターフェロンも含まれますが、代表的な物質はインターロイキン-1というものがメインで含まれます。

これは、ウイルスと戦って熱を出させて眠気を誘発させるという役割があります。
つまり、免疫機能が活発に働き始めると、脳が「眠る事が得策」と判断します。
ということは、脳自体に体内に外敵が侵入した場合、眠った方が良いと命令を下すシステムがあるようです。
眠る事で筋肉活動などに使っているエネルギーを、ウイルスなどの外敵と戦う為に使うということなんです。つまり風邪を引くと、人間の脳が外敵を退治する為に免疫物質を出して、その効果により眠くなります。
眠れば身体のエネルギーはウイルス退治の為に集中的に使われて効率よく治療する事が出来ます。

ですから、風邪を早く治すことに必要な事とは

よく寝て、食事なども軽めにしてエネルギーを風邪に治す事に集中させる事
が重要になってきます。

昔、風邪を引いたら「おもゆ」「おじや」や摩り下ろした林檎、玉子酒などが一般的な風邪の食事でしたが、ここ近年「焼肉」「にんにく」などで元気をつけようとする人が増えてきています。
これらは、消化に時間が掛かり、脳から胃に「消化してくれ」という指令を出し続けなければいけないために、返って脳から風邪を治すために出す免疫力を放出する為の指令が足りなくなる恐れがあります。

正しく生活して風邪を早期回復させて下さい。風邪だといって油断していると致命的な疾病に罹ることもあります。

風邪を悪化させると重篤な症状を呈する時があります。

咳をする風邪なら、気管支炎、肺炎
体力がなかなか回復せず腎炎、膀胱炎、アトピー、口内炎
ウイルスが全身に回り、劇症型心筋炎、帯状疱疹(ヘルペス)
免疫力低下は、癌への誘導作用にもなります。

風邪様症状(咳、微熱、かゆみ、のどの痛み鼻汁など)がある方は、早期回復のためによく寝て、食事なども軽めにしてエネルギーを風邪に治す事に集中させる事
を重視してください。