涼しくなって体がだるい

暑い日のあったこの夏もすっかり秋めいてきました。この暑かった日から涼しくなると身体がだるくなり色々と症状が出現します。

今回はこの事について書いていきます。

暑い日と涼しい日の違いは

汗を搔くか、汗を搔かないか

暑くて汗を搔くのは体に篭った熱を放散させる為、汗を搔いて熱放射やその汗が蒸発する時の気化熱によって体を冷やそうとするものです。

涼しくて汗を搔かないときは、体内で熱を生産している事になります。

この熱を放散と産生の違いにより、出現する症状が違ってくるのです。

涼しくなると汗を搔かなくなり熱を産生します。
人間が熱を産生するのは、

筋肉、肝臓、胃腸
の順になります。
ですから、急に涼しくなると筋肉、肝臓、胃腸が過労働になり、それに随した症状が出現するのです。

筋肉は、体を活動させる為に力を入れたり、抜いたりする事や使うことにより発生する熱エネルギーで体を温めたり、心臓から拍出された血液を再び心臓に戻すのに必要になります。

ですから筋肉が疲れている状態で涼しくなると、その筋肉活動が負担になり身体が凝ったり、だるくなったり、心臓がドキドキしてきたりします。


肝臓は、グリコーゲンの貯蔵とブドウ糖の合成をして肝臓に蓄えたり、これを分解したりして血中にブドウ糖を供給します。
このブドウ糖は脳の働きを良くしたり、人間が活動する為に必要なエネルギーになります。
又、アルブミンというたんぱく質の合成を行います。これは、血中の重要なたんぱく質で血圧の調整などを行います。

ですから肝臓が疲れている状態で涼しくなると頭がボーっとしたり、やる気がおきなかったりします。


胃腸の主な働きは、消化吸収です。その中で胃酸は、食物と一緒に入った細菌などを殺菌します。
ですから、胃腸が疲れている状態で涼しくなると食欲が無くなり、元気が無くなり、身体が冷えやたら眠くなったりします。

ではどうすればよいのか?

カイロプラクティック、鍼灸、マッサージ等の治療では・・・
筋肉の疲れは、マッサージで血流を良くしたり、関節でねじれている部分を治して血管の圧迫を開放し血流を良くしたりします。

肝臓の疲れは、肝臓に接している横隔膜を治療したり、胆汁を作って十二指腸に排出しているのでその部分を治療したりします。

胃腸の疲れは、鍼灸なら胃腸のつぼに鍼灸したりカイロプラクティックなら内臓マニプレーションをしたりして代謝を良くします。

又、首は筋肉の緊張弛緩、胃腸の活動抑制に脳は、肝臓の代謝、食欲などをコントロールしているので必ず治療します。
では、治療にいけない人は自分でどうするのか?

涼しくなって体のだるい人が自分でケアするには?
筋肉の疲れには、

軽い体操です。
筋肉を軽く動かし血流を循環させ、体中に酸素を行き渡らせ疲れを取ります。
循環させる最低限の体操

手をバンザイして降ろす(座って行ってもok)
手に行った血液、わきの下のリンパのポンプによる循環向上効果

太もも上げ(どこかに摑まって)
腹筋、大腰筋の運動による血流向上

スクワット(どこかに摑まって)
大腿二頭筋(ハムストリングス)の運動による血流向上(総血液量の3/5が下半身にある為)

体を前屈(頭を下げて)戻す頭や上半身に血液を促す為

肝臓
肝臓が疲れる原因は

飲酒
薬の服用(サプリメントも含む)
脂質の過剰摂取
アレルギー、風邪、インフルエンザ
栄養過多(高カロリー過剰摂取)

になります。

自分で出来る肝臓をいたわることとして

飲酒を控える

睡眠不足をしない

脂質、炭水化物の制限

肝臓の負担を軽減させる食べ物の摂取
代表的なものを書いてみます。

納豆・・・肝臓の修復、再生に必要な良質な
タンパク質が入っています。

しじみ・・オルチニンという肝臓の機能を高める
物質が入っています。

カレー・・ターメリック(うこん)が入っています。

ぶなしめじ
しじみの5~7倍のオルニチンが含有されます。
オルニチンは肝臓でアンモニアの代謝を行い、肝機能の解毒作用を助ける働きをします。
豆腐の味噌汁
大豆にあるコリンという物質が肝臓の働きを向上させます。

飲酒をする人は
ハチミツ
ハチミツにある特殊な果糖がアルコールを
分解します。
コーヒー
利尿作用、血管拡張によりアルコールを
排出してくれます。

胃腸の調子を良くするには、

食事の摂取として
なるべくジャンクフードよインスタント食品は避け、無農薬、無添加の物を調理して頂くということが必要だと思います。

これは、添加物、防腐剤にある環境ホルモンが人の中にあるホルモンと似ている為、取り込まれる体の中で様に作用し、本物のホルモンの働きを邪魔をして体の成長や生殖、疲労回復に関する働きまでも阻害してしまいます。

そして三食を時間をきちんと食べる。
例えば、朝ごはんは7時、昼ごはんは12時、夜御飯は8時というように規則正しく食事を頂く。これは、一食抜く事が習慣になってしまうとその分の消化する為の胃酸や消化酵素、胃や腸の蠕動運動、全身に巡る栄養素の低下などにより、女性ホルモンや男性ホルモンが正常に出なくなってしまうからです。
特に男性ホルモンは、筋肉を作ったり靭帯を強化するのに必要なんです。筋肉がなければ疲労物質の乳酸を代謝することができず疲れが残ってしまいます。
何より代謝が落ちれば太ります。

最後は、よく噛んで腹8分目に食べる。これは、よく噛む事により側頭筋を通じて、こめかみに緊張を和らげ視床下部や脳下垂体の働きを活性化させ、脳の緊張を和らげる事が目的です。
腹8分目というのは、食事を取って、胃が消化するまで約2~5時間はかかります。

消化をするのには脳からの指令によって内分泌液を出しているので、食事が終わっても、約5時間は胃で消化させるために脳が指令を出し続けています。

ここで、一番重要になってくるのが、夕ご飯です。
例えば、夜11時に夕ご飯を食べると5時間は消化にかかるので、夜中4時に脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては不足するわけです。
ですから睡眠が不足してくると体内時間やホルモンバランスが狂ってきてしまいます。

理想を云えば6時頃には夜御飯は取って欲しいのです。そうすれば、11時には脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては理想的な時間が取れます。

全世界(アジア、欧米諸国、アフリカ、中東諸国など)でディナーは6~7時と別に取り決めたわけでもないのに統一されているのは、人類が体感として理解しているからでしょう。

ただ6~7時に食事を取ることは、現代社会のなかでは困難です。
どうしても夜遅くに食事をすることになる場合は、消化によいものを8分目にいただく良く噛んで食べると脳疲労を残さず体内時間やホルモンバランスを崩さず生活できると思います。
補足として、どれくらい噛めばよいか?(一口につき)
ご飯   60回
パン   50回
麺類  40回

これを目安に噛んでもらえれば、消化にも良く量もいらなくなると思います。