むくみ(リンパ)とその解消法

 

 

 

 

 

 

今回は
心臓性の浮腫: 全身とくに下肢がむくむ
腎性浮腫: 尿量がへって顔がむくむ
肝性浮腫: 腹水やむくみ
内分泌性浮腫: 指で押してもへこまないむくみ
その他: 栄養性浮腫 栄養失調でたん白が低下
アレルギー性浮腫リンパ性浮腫のような心臓病、心不全、腎炎、ネフローゼ症候群、肝硬変など、の

疾患的理由のものを除いた皆さんがいう一般的なむくみ(浮腫)について書いていきます。

よく、むくんでいる中で医師や治療者やエステティシャンが
「リンパ液がうまく流れていません」
なんて事を聞いたりすると思います。

では、リンパ液とは?


リンパ管の中にある透明な弱アルカリ性の液体で血液から染み出した水分が老廃物を回収してリンパ管に入り、最終的には、右鎖骨下静脈に流れ込みます。
リンパ液の構成は、身体中の不要な物(死んだ細胞、たんぱく質、老廃物、細菌、
ウイルス、化学物質、過剰水分など)
を回収していく運搬機能と免疫機能があります。

リンパの働きとして

体外から風邪やアレルギー、怪我等による、炎症、菌などが侵入してくると血管(血液)から白血球が出てきて菌を食い殺します。
死んだ菌は膿になって、痰(たん)や鼻水などとして体外に排出されますが、生き残った菌はリンパ管に入り、

リンパ節にまで進出します。
そこで待ち受けていた白血球と侵入してきた菌との熾烈な戦いが始まります。

菌の抵抗が手ごわいと、リンパ節はフル回転してどんどん白血球を増産します(その時に熱が出ます)その時リンパ節が腫れて、外から触ってもわかるほどグリグリした塊になるのです。
その後の老廃物などが、むくみとして残ってしまうケースがあるのです。

では、むくみの治療としてはどの様なことをするのか?

人間の体には4大リンパ節というのがあります。

1.頚部リンパ節
2.腋窩リンパ節
3.鼡径リンパ節
4.膝窩リンパ節

ここの流れが悪くなるとリンパ液が吸収されずむくんでしまいます。
この硬くなったリンパ節を柔らかくする為にマッサージををするのですが、皆さんご存知かも知れませんが、リンパ管というのは

心臓に向かって弁があるので、マッサージする時は必ず、末端から中枢に向かって行います。しかし、このマッサージだけでは改善しにくいのです。それはなぜか?

マッサージでリンパ液を体に吸収させる事は、一時的な対症療法になってしまう事もあります。それは、患者さんの体質が改善されていないと再びむくみが起こってしまいます。
その原因となるのは

・筋力
・免疫力
・食事

・筋力
筋力により、リンパ液は、

右側頚部と右上肢からのリンパ液は右鎖骨下静脈へ、それ以外の全身からのリンパ液は左鎖骨下静脈に集まり吸収されます。
この様に右側がむくむのと左側でむくむ事には違いがあります。
リンパを循環させるには筋力が必要になるので筋力を鍛えていただきたいです。
一番効果効率時間が短くすむ鍛え方は、スクワットです。
筋肉の70%は下半身にあり、その下半身の中でも筋肉量の一番多い

太もも
ここを鍛えるのが手っ取り早くなります。

同じ筋肉量を増やすのに腹筋なら500回、スクワットなら15回ですみます。

という事で、スクワットのやり方
まず初めてスクワットする方は、スプリットスクワットをします。
これは

この様に立った状態から膝を落とすスクワットになります。
注意点としては

このスクワットでは、8秒かけて下ろす(上げるのはあまり考えなくて良いです)をまずは左右5回ワンセットで行ったら1分休む。
1分休憩が終わったら左右5回ワンセットを行う。これを出来れば最初は10分やってみて下さい。出来るようになれば30分!!
テレビを見ながらやってみるとあっという間にできます。

スプリットスクワットより早く効果を出したい!そんなせっかちなあなたには

ブルガリアンスクワット
①.台(ベッド、椅子、ソファーなど)につま先、足の甲を乗せる
②.前に出した足(上の図だと右脚)の坐骨に体重を乗せる感じでスクワット
※膝頭がつま先から出ないように注意してください

これを5秒かけながら降ろす。上げる時も同じ時間を掛けられればかける。最初は出来なければ降ろす方の5秒だけは必ずかける。
これを左右5回行ったら1分休みをワンセットで15分これを毎日やってみて下さい。多分その内負荷が足りなくなるのでそうしたら

重りを持つと良いでしょう。

むくみの原因となる
・免疫力
リンパ(液)が腫れてむくむ原因の一つとして

リンパ節の白血球が体を癌細胞、真菌、細菌、ウイルスと戦って、その死滅した老廃物が多く溜まってしまい腫れてしまう。というのがあります。
直近では、花粉症などのアレルギーで白血球が活躍することにより老廃物が溜まり腫れます。

という事は、体の中を犯している癌細胞、真菌、細菌、ウイルスを減少させないとむくみが減らないわけです。
当院で出来る事と出来ない事がありますが、体内の循環を向上させ、早期に回復させる事により白血球の過活動を収束させ、むくみを低下させる事が必要になるのです。
運動をする人や仕事で汗をかく人は、もう少し摂取しても良いのですが、

塩分の一日理想摂取量は、12g

でそれ以上摂取すると塩分は体に水分を貯蓄するのでむくんでしまいます。
ではどれだけのものが含有されているか

まずは、食品(作り方に差があるので誤差はご勘弁)
カツ丼        塩分約6.9g
牛丼            4.3g
ハンバーガー          2.2g
ラーメン          5.2g
焼きそば          3.8g
カレーライス            3.5g
パスタ           3.8g
焼き鮭           6.5g
食パン(1枚)        0.8g
蕎麦            4.2g
うどん           4.9g
寿司(一貫)          1.1g

飲料に入っている塩分量(200ml含有)
缶コーヒー       約40mg
コーラ           約20mg
ペットボトルお茶    約20mg
ココア         約25mg
ミネラルウォーター     約5mg
ビール         約42mg
牛乳          約80mg
ヨーグルト       約100mg
果汁ジュース      約40mg

代表的なものでこんな感じになります。
例として
朝食  パン コーヒー ヨーグルト サラダ

昼食  パスタ コンソメスープ サラダ コーヒー

夕食  ご飯 味噌汁 海老フライ サラダ  

この三食での塩分計算は、朝食約5g 昼食約7g
夕食6gで塩分合計18gになります。

塩分の一日理想摂取量は、12gなのでオーバーしています。
その分だけむくみやすくなります。

なるべく塩分摂取を控えることと、とうもろこし、すいか、オレンジジュースなどに含まれるカリウムを摂取することで体から余分な塩分を除外することでむくみを軽減させることができます。
ただし腎臓の悪い人はカリウム摂取は気をつけてください。