出産後の骨盤の治療の必要性

当院では、不妊治療で来院される方は多いのですが、出産後の治療にこられる方は不妊治療に来る方より少ないです。

実は、産後は体質、体型を変えるチャンスなんです。

今回はその事に付いて書いていきます。


妊娠してしばらくすると、リラキシンといわれる靭帯を弛緩するホルモンが出始め、妊娠5~6ヵ月位になると子宮が骨盤から大きくせり出し骨盤内部の圧力が高まり、骨盤上部が徐々に開き始めます。

出産時の陣痛が始まると、大量のリラキシンが体内に放出され骨盤のみならず全身の靭帯が弛緩し赤ちゃんが産道を通りやすくします。

この時に開いた骨盤は、6ヶ月かけて元に戻っていきます。
この時の過ごし方や治療により、産後の体型が変わるかどうか決まってきます。
では、どうするのか?

では、なぜ骨盤が開いていると体型が変わったり太ったりしてくるのか?

それは、

人間はからだの中心に軸がある方が体が緊張(力み)が掛からずに済むからです。
骨盤が開いていて左右に重心が寄れば、

肩、肘、手首、股関節、膝、足首が常に緊張してきて、そこに筋肉や脂肪がつき
太くなってしまいます。

前後にバランスが崩れてくれば、

猫背になり、体重の約8%(60キロの人で約5キロ)の頭が前に倒れるのをバランスさせる為に、

お腹の筋肉が縮んで太くなり、胸やお尻も垂れます。
そして、肩こりや腰痛も発症させます。

では、どうすればよいのか?

産後太り、腰痛などの体質を変えるには、産後早くとも3ヶ月目には、骨盤の治療をする事です。


出産の時に骨盤が広がる場所は

恥骨

仙腸関節です。
この仙腸関節は、靭帯で構成されていて、この靭帯というのは、骨と骨とが離れないように支えるものなのでちょっとやそっと事では離れません。

主にこの関節は、靭帯、繊維性軟骨、滑液(液体)によって構成されています。

この部分を鍼灸、カイロプラクティック、マッサージなどで締まるように治療していくわけです。

では、治療にいけない人が自分で出来る事(セルフケア)は?
産後太り、腰痛などの対策として自分で出来る事で代表的なのは、
トコちゃんベルト
妊婦さんなどでは、ほとんどの方がお持ちです。
これを
この位置(大転子)に掛かるように締めます。
これは、出産後、起きている時は必ずして下さい。
そうすると
骨盤が締まってきます。
これは、骨盤を締める事と股関節が動きすぎる事に対して締めるベルトなので動きづらいです。
最低三ヶ月、できれば六ヶ月すると断然結果が違います。
途中でやめてしまう人が多いですが、我慢してやってみて下さい。
自分で出来る事の一つとして
呼吸です。
息を吸った時、体は大きく膨らみ、吐いた時に体が締まります。
この事から呼吸をする事により、骨盤が締まってきます。
では、当院で推奨している呼吸法は息を吸って3秒、吐いて9秒です。
息を吸うのが短いのは、人間生きていると息を吸うということは自然と出来ます。
しかし、息を吐くという事は、意識しないと浅く息を吐いてしまい、次に吸い込める量が少なくなってしまいます。
そして、息を吸い込むと体が広がります。逆に息を吐くと体が締まります。
ですから、息を吐くことを重視してください。
呼吸をすることにより酸素が体内に入り、二酸化炭素が排出されるわけですから体の疲れも取れることになります。やってみて下さい。