むちうち(交通事故、スポーツ事故など)はネックカラーだけでは治らない

最近、交通事故でのむちうちやスポーツでの接触プレイによる怪我でむちうちになった方が
来院されています。

むちうちは、骨折や打撲、擦過傷などと違い他人からは見えない症状です。基本的には炎症が出ているのは確認できますが、レントゲンにも写りません。

ですから、湿布を貼っただけや

 

 

 

 

 

ネックカラーの固定だけで済ましてしまう方が多いのですが、実は、それだけでは治る方向には向きにくいんです。それは何故なのか?

むちうちの場合、その時では痛くなくても後で痛みが出ることが多いです。
これは、防御反射で筋肉を緊張させるためで、事故や怪我の瞬間はその緊張とアドレナリンの作用でよくわからないのですが1~2日後に痛みが発生する場合が多いです。

それでは、なぜ湿布を貼っただけやネックカラーだけではむちうちが治りにくいかというと

事故の瞬間、逃避(回避)姿勢といって、

 

 

 

 

 

 

 

「危ないっ!!」と体を事故から避けようとする姿勢になります。人間は本能的に頭部を守ろうとする為に顔を反らします。その瞬間に事故に遭うと首がねじれた状態でむちうちに
なる為、真っ直ぐ固定しているだけでは治らないんです。

ではどの様に治療していくか?

大概の事故(交通、スポーツ)は、首がねじれた状態で受傷します。この捩じれる基点となる首の骨は、頚椎2番です。ちょうど皆さんが、疲れてくると詰まった感じ(髪の生え際)のする場所です。
ここを治療するのと同時に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胸鎖乳突筋

胸骨、鎖骨、乳様突起にくっついている筋肉で首を傾げるときに使われる筋肉です。むちうちの時は必ずといっていいほど緊張が見られます。胸鎖乳突筋以外には、斜角筋(うなずく時に使われる筋肉)頭板状筋、頚板状筋などの筋肉をバランスしてあげる事も重要になってきます。

むちうちには捩じれが生じています。

例えば、事故にあったとき首を痛めたとします。その時、首が右サイドに変位した場合、腰の骨は左サイドに変位して補正します。これを治療で治しておかないと、捩じれの状態が全身に波及して、腰や膝なども捩じれてきて痛みの原因になります。

鍼灸、マッサージ、接骨院は病院と同じく交通事故の治療を行うことができます。
「病院は遠いが近くに行ったことのある治療院や接骨院がある」というように信頼できる治療院や接骨院がある場合は、そちらに通っても何も問題はありません。

出来ないこととしては、交通事故の治療で「今日は病院」「明日は治療院」という風に日替わりで通うことです。「今日までは病院で明日から治療院」という風に転院という形でしたらオッケーです。
交通事故は、きちんと治療しておかないと後でどのような症状が出るかわかりません。事故に遭いたくないものですが、もし遭った場合はきっちり治療しておきましょう。