O脚はどうしてなってしまうか?そして治療は?

O脚は、日本人の80%の人に見られる症状です。

O脚とは、立っているときに両足の内側のくるぶしを合わせても、ひざの内側が離れてしまう状態のことです。

ひざが外側に曲がって、足がアルファベットのOのように見えるから、この名前がついています。

O脚は、見た目の問題だけでなく、膝や腰などの痛みや不調の原因にもなります。

O脚

 

 

 

 

 

 

 

O脚になると、体重が足の外側にかかりすぎて、関節や筋肉に負担がかかります。また、歩き方や姿勢も悪くなりやすく、全身のバランスが崩れます。

では、なぜO脚になるのでしょうか?

O脚になる原因はいくつかありますが、大きく分けると以下の3つです。

  • 生まれつきのもの
  • 病気や外傷などによるもの
  • 筋力不足や姿勢の悪さなどによるもの

生まれつきのものは、先天的に骨や関節が変形している場合や、出生直後にビタミンD不足で起こるくる病などがあります。

この場合は、専門医の治療が必要です。

病気や外傷などによるものは、変形性膝関節症や骨折などで骨や靭帯が損傷した場合や、

骨端線(成長期に骨を伸ばす部分)が閉じる前に外力で圧迫された場合などがあります。この場合も、専門医の診断や治療が必要です。

筋力不足や姿勢の悪さなどによるものは、

日常生活で起こるもので、一般的に女性に多く見られます。この場合は、自分で改善することが可能です。

筋力不足や姿勢の悪さなどによってO脚になるメカニズムは以下のようです。

  • 骨盤が後傾すると、太ももの骨(大腿骨)が外側に開きやすくなり、ひざが外側に広がります。
  • お尻や内股の筋肉(大殿筋や内転筋など)が弱くなると、股関節を安定させる力が低下し、ひざが外側にずれます。
  • 足指先やかかとで歩く癖があると、足裏全体で体重を支えられず、足首やひざに負担がかかります。
  • 長時間座っていたり、横座りや足組みをしたりすると、骨盤やひざ周りの筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。

では、どうすればO脚を改善できるでしょうか?

O脚を改善するためには、以下のことを心がけましょう。

  • 正しい歩き方をする
  • 正しい座り方をする
  • O脚を治すストレッチをする

正しい歩き方をするには、以下のポイントを意識します。

  • 背筋を伸ばしてまっすぐに
  • 重心は気持ち前に
  • つま先を正面に向ける
  • 踏み出す足を約1〜2cm高くあげよう意識する
  • 足裏全体で着地
  • 膝は伸ばしきらず、遊びを持たせる

正しい座り方をするには、以下のポイントを意識します。

  • 椅子に深く腰掛ける
  • お尻を中央に寄せて座る
  • 骨盤を垂直に立てる
  • 太ももは床と平行にする
  • 丹田(へその下あたり)に自然と力が入る姿勢をとる
  • かかとは床につける
  • 両ひざはつける

O脚を治すストレッチをするには、以下の方法がおすすめです。

【O脚予防外側広筋ストレッチ】1

外側広筋ストレッチ

 

 

 

 

 

  1. 地面に座り伸ばしたい脚のひざを曲げ、かかとをおしりに寄せる
  2. もう片方の脚はまっすぐ伸ばす
  3. 上半身を後ろに倒しひざ下の足を外側に開く
  4. 体を横にひねって少し斜めを向き15秒キープ

左右1セットで3セットが目安です。太ももの前が張って辛い場合は、上半身が倒れるところでキープしても効果はあります。

自宅でもできる簡単ストレッチなので、ぜひ試してみてください。

O脚は、早めに対策することで改善できます。見た目だけでなく、健康や美容にも良い効果があります。毎日の生活習慣や姿勢に気を付けて、O脚とさよならしましょう。

 

 

 

多田治療院
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