体が疲れているときの食事の仕方

ゴールデンウィークも終わり、生活のリズムが変わってしまって疲れが抜けない方が多くいらっしゃいます。

夜寝るときの環境としては以前の記載を参考にしていただき、今回は自分で出来ることの第二弾食事について書こうと思います。

 ご存知の方も多いですが、栄養的には

ビタミンBは、糖質の代謝を助けます。これは、糖質は脳を動かす事や体を動かす為に必要な栄養素なので必要不可欠です。アリシンという物質はビタミンB1の吸収を助けます。クエン酸は筋肉疲労物質の乳酸を分解します。

代表的なビタミンBを含んでいる食品は、豚、レバー、豆類、うなぎなどです。
アリシンを含んでいる食品は、にんにく、玉ねぎ、にら、ねぎなどです。
クエン酸は、梅干し、柑橘類、酢になります。

これらをバランスよく摂取すると疲労は取れやすくなります。ただし、ビタミンBは水溶性ビタミンなので、夏に水分量を多く摂取すれば流れやすくもなります。
しかも、よく痺れなどがある方がビタミンB系を処方される事が多いですが、Bの中でもB6は摂取しすぎれば排泄できずに逆に痺れの原因となってしまいます。

食事を取って、胃が消化するまでには約2~5時間かかります。これは、水分が多い食事だと消化が早く、油分が多いと遅いです。

種類によっても消化が違って、

野菜、炭水化物等は3時間
肉(脂身付き)、乳製品(チーズ)等は8時間
たんぱく質(豆腐)等は5時間
果物は30分

大まかにこれ位はかかります。

消化をするのには脳からの指令によって内分泌液を出しているので、食事が終わっても、約5時間は胃で消化させるために脳が指令を出し続けています。

ここで、一番重要になってくるのが、夕ご飯です。例えば、夜11時に夕ご飯を食べると5時間は消化にかかるので、夜中4時に脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては不足するわけです。

ですから、理想を云えば6時頃には夕ご飯はとって欲しいです。そうすれば、11時には脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては理想的な時間が取れます。

全世界(アジア、欧米諸国、アフリカ、中東諸国など)でディナーは6~7時と別に取り決めたわけでもないのに統一されているのは、人類が体感として理解しているからでしょう。

ただ6~7時に食事を取ることは、現代社会のなかでは困難であります。どうしても夜遅くに食事をすることになる場合は、消化によいものをなるべくとっていただくと次の日の朝、疲労は取れやすくなっていると思います。

まずは、週に1回でもはじめてみて見てください。

これだけ暑いとどうしても水分を多く摂取する為、胃酸が薄まり食欲も消化も低下してきます。

ですから、消化を良くするために充分噛んで腹8分目に食べる。

これは、よく噛む事により側頭筋を通じて、こめかみに緊張を和らげ視床下部や脳下垂体の働きを活性化させ、脳の緊張を和らげる事が目的です。

腹8分目というのは、食事を取って、胃が消化するまでには約2~5時間はかかります。その時間を少しでも短縮して脳の疲労を回復させる事にあてたいのです。

補足として、どれくらい噛めばよいか?(一口につき)
ご飯   60回
パン   50回
麺類  40回

これを目安に噛んでもらえれば、量も多くはいらなくなるのでダイエットにもなり一挙両得です。やってみて下さい

多田治療院
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