肩こりの「張っている」「こっている」
目次
肩こりに関する様々な症状を訴える患者さんが当院を訪れます。
【肩が張っているタイプの人】
肩が張っている方は、一時的な根を詰めたり緊張した状況に直面するとよく見られます。
新入社員や受験勉強中の学生、出産したばかりの女性、新婚さん、親の介護、冠婚葬祭など、
未知の体験を現在経験している人によく見られる症状です。
この状態は、筋肉痛と似ています。一時的な過度の緊張により、血液の循環が悪くなることが主な原因です。
自分でできる対処法としては、湯船に入る、ストレッチ、そして肩の張っている部分を少し冷やすことが挙げられます。
アイスノンならば5分だけ冷やすことがおすすめです。これは、生体の恒常性で血液循環を回復しようと冷やした部分に血液を集めようとするためです。
一方、冷シップは張ってから3時間程度で剥がしてください。シップはアイスノンのように冷たくはなく、
メントール成分によって冷たく感じるだけですが、表面の血管の拡張により温熱と鎮静効果がありますので、
3時間貼っていても効果があるのです。ただし、肌を傷めないよう注意し、肩の熱を取っても効果が薄くなるため、
3時間程度で剥がすようにしましょう。
治療としては、やさしいオイルマッサージが適しています。
これにより、血液とリンパの循環を促し、回復を促すことができます。また、カイロプラクティックもソフトタッチで
眠くなるような施術をする先生が良いでしょう。体の吸収力と疲労回復を促すため、この施術は適しています。
【肩が凝っているタイプの人】
肩が凝っている方は、改善に時間がかかる場合が多いです。
これは、肩が張るという急性的な症状が日常の中で慣例化し、慢性的なものになってしまうと現れる症状です。
多くの方が「マッサージに行って2、3日は楽なのですが」と言いますが、根本的に「肩こり」をなくすには、
骨盤や背骨の治療、体質の改善、生活の変化、体力の充実が必要です。
自分でできる対処法としては、全身のストレッチが重要です。
ストレッチの優先順位としては、股関節→腰→肩甲骨→肩→首という順番で重点を置くと良いと考えられます。
当院の治療では、
座って仕事をする際に肩こりのある方に対しては、人間が座っている際に必ず接地している部分である骨盤、
股関節、腰の治療が非常に重要であることを考慮しています。
これらの部分に硬さや捻れがあると、上部の肩も捻れが生じてしまいます。
ですから、根本的な改善には腰や股関節の治療が非常に重要です。
また、自分で改善できる生活の質も重要です。
たとえば、「新車の良い車に乗ってもガソリンがなければ走らない」というように、どんなに良い肉体を持っていても、
長時間維持できる体力がなければ元に戻ってしまいます。良い睡眠、良い食事、良い運動を心がけましょう。
治療としては、
鍼灸、漢方医学、カイロプラクティックが有効です。鍼灸では、鍼とお灸の両方を施術してくれる場所が良いと考えます。
これは、「補う」と「捨てる」という意味で、足りないところを補い、詰まっている部分を捨てることで生活のバランスを
整えてくれるからです。
漢方医学では、内臓から習慣を改善してくれるため、問診を詳しく行い、自分に合った漢方薬を処方してくれる場所に通うことが良いでしょう。
カイロプラクティックでは、骨盤や腰の治療が可能であり、施術者がなぜそれを行っているのかを説明でき、
体力と体調に気を使ってくれる先生がいる場所を選ぶことが良いと思います。
多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
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営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
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