足の裏の痛みで来院された患者さん

先日、「足の裏が痛い」という症状の方が来院されました。

「前日に1時間くらい買い物で銀座を歩いたから歩きすぎでしょうか?」と言っていましたが、歩きすぎということではありません。
「靴が悪いの?」と聞かれましたが、男性の方で前日も底の柔らかいゴムの物を履いていたそうなので、そんなこともないです。

では、この方の場合なぜ足が痛くなってしまったのか?

今回の男性の場合は、腰の疲れから猫背になっていました。

人間の足は

このラインに体重(重心)が乗ることが一番負担がかかりません。

しかし、猫背になって体重が前に乗ることにより

このラインに体重(重心)が乗ってきます。

そうすると、ある筋肉に負担がかかってくるのです。

体重(重心)が前にかかって負担のかかる筋肉は前脛骨筋です。

 

 

 

 

 

 

この筋肉は、すねの外側から足の裏にまで付いている筋肉です。足首を起こすときに使う筋肉なので立位で体重が前にかかると筋肉が突っ張ってきます。

そして、この筋肉は腰の4番目に指令を受けて動くので腰に何らかのストレスがあっても筋肉がつれてきます。

しかし、腰と前脛骨筋が改善しても足の裏が痛いという症状は30%程度しか回復しません。では、他にどの様な原因があるのか?

他には、消化器系の疲労があります。が代表的なものになります。

胃の場合、炎症や疲れが出てくると胃の位置がみぞおちの下にあるのでこの部分の炎症を回復させようと体の水分が集まってきたり、

疲れを取ろうとする為に血液が集まってきたりして体が

前重心になります。

そうすると前脛骨筋(すねの筋肉)に負担がかかり足の裏が痛くなってくるんです。

腸の不調の場合は、腰の4番目の骨にストレスがかかります。

この腰の4番目の骨は、前脛骨筋や足の裏や足の親指に神経が通っているので、ここにストレスがかかり、血液の流れが悪くなると足の裏の筋肉が攣れてきます。

ですから、おなかの調子をよくする事と腰の骨の動きをつけてあげることは、とても重要になります。

これで、症状の7割方は改善してきます。では残りの3割は何が原因しているのか?

残りの3割の痛みの原因は、体力(脳の力)です。

以前にも書きましたが、脳の力とは(体力、集中力、自律神経)の事になります。
脳の力の主な働きとしては

靭帯、内臓の支持の維持
正常な神経、反射
ホルモンの正常分泌
正常な自律神経活動
正常な血流維持

などがあります。

これらが欠如してくると、体がつれてきたり、急に食欲が出だして食べすぎ胃や腸を疲れさせたり良い姿勢を維持できずに猫背になり、腰を痛めたりします。

ですから、脳の力(体力)を回復させておかないと「なんとなく痛い」というのが長く続いてしまいます。

これを回復させるのは、カイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどになりますので、困っている方は是非通ってみてください。

 

 

多田治療院
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