坐骨神経痛はどれくらいで治る?
「坐骨神経痛(お尻がしびれる。痛みがある)はどれくらいで治りますか?」
と聞かれることがあります。
坐骨神経痛のカイロプラクティックにおける考え方は、虚血性疼痛(圧迫や筋力低下、神経の緊張による血液循環障害の痛み)が主なものになってきます。
主に坐骨神経痛といわれるものは
梨状筋が坐骨神経を圧迫して起こしてきます。
もう一つは、
大腿二頭筋(ハムストリングス)が圧迫して痺れ、痛みを出現させている場合です。ですから、このこの2ヶ所の筋肉を開放してあげると坐骨神経痛は回復に向かうというわけなんです。
その症状の中で、痛みと痺れがあります。
痛みは、筋肉や関節の緊張や捻じれが3年以上続くと発症し、5年以上だと痺れが発症します。
2010年のアメリカでの研究では、カイロプラクティックを1週間に3回4週間受けた坐骨神経痛患者の、60%が手術を受けた患者と同じ程度の症状の改善がみられました。
Journal of Traditional Chinese Medicineに掲載された鍼治療研究では、坐骨神経痛患者30人のうち17人が鍼治療で完全な症状の改善をしました。改善をするために平均して約12回の治療が必要とされています。
治療以外に体に定着してしまっている悪い癖を良い癖に改善していくために、16週間にわたりヨガを行った慢性腰痛患者は、障害が77%減少しました。
これらの結果から解るように、「治療と運動」を併用していくと回復が早い結果となっているので、やってみて下さい。