胸のつかえ(咳払い、飲み込みにくい)の原因と治療

「食べ物が飲み込みにくく、咳が出て胸に違和感があります。」

という方が来院されました。
病院で検査したけれども検査にかかる様な大きな疾患も無く紹介されて来院されました。この患者さんは治療が10回かかりましたが、ほぼその症状は気にならなくなりました。
では何が原因だったのか?

咳が出て胸に違和感の違和感の原因として

1.横隔膜
2.首肩こり
3.肺、呼吸器
4.その他の疾患

の3点になります。

1.横隔膜
横隔膜に開いている穴

この穴の部分に飲食物が通過する

食道が通っています。
その食道が横隔膜に引っかかってしまうと偽性食道裂孔ヘルニアといいます。
横隔膜により食道の動きが制限される為、飲み込む動作に違和感を感じてしまうというものです。逆に早食い、大食いにより食道裂孔が食道の腫れ横隔膜の動きを制限し、呼吸が浅くなったり、咳が出ることもあったりします。
治療ではここの治療をします。

2.首肩こり
喉の違和感、胸のつかえなどは食べ物を飲み込む筋肉が作用していることがあります。
実験として

体の中心で鎖骨の下に手を当てます

押さえたまま下に引っ張って唾を飲み込みます
そうすると飲み込みにくいですよね?
これは飲み込むときに使う筋肉の

胸鎖乳突筋

斜角筋
を引っ張って縮まない様にした状態です。
この筋肉は首肩の筋肉の前後のバランスをとっている筋肉になります。
ですから、この筋肉と首肩こりになる筋肉のバランスをとってあげると喉の違和感、胸のつかえが少なくなってきます。

3.肺、肝臓、胃、大腰筋

横隔膜と大腰筋は

この様に付いています。
大腰筋は腰を引っ張る最大の筋肉になります。この2つの筋肉の緊張があると呼吸が浅くなり、気管支や食道が引っ張られて胸のつかえが出現します。

横隔膜は

この様に肺、心臓、肝臓、胃に隣接しています。
ですから肺、肝臓、胃の内臓の代謝を良くすると共に横隔膜が付いている背中の第7~12肋骨の内側、腰椎1~3の内側、内側には手は届かないが外側の骨、筋肉を緩めることにより横隔膜の緊張を軽減させます。
ですから、カイロプラクティックでは横隔膜に対してこの治療は、必須になるわけなんです。

その他に治療するところとして

横隔膜は

呼吸において換気の約50%が背側・約15%が腹側で行われています。

ですから、横隔膜が付いている背中の第7~12肋骨の内側の緊張を良く取ることが必要となります。

4.その他の疾患
吐き気と喉の違和感がある方で考えられる疾患

消化器疾患(逆流性食道炎、胃炎など)
腸閉塞
虫垂炎(いわゆる盲腸)
肝炎
胆石
膵炎
脳疾患(くも膜下、脳腫瘍など)

その他には

メニエール氏病
甲状腺疾患

などがあります。
意外と一箇所の病院では発見できないケースが多かったりするのでセカンドオピニオン、サードオピニオンで原因を究明して何が原因なのか解明できると良いと思います。