疲れが取れない本当の理由は“吐けない呼吸”だった

疲労困憊

 

📋 健康コラム 🏥 多田治療院 🔬 生理学・解剖学 📅 2026年最新

「疲れが取れない」のは、ちゃんと「吐けていない」から。
スタミナと体力を取り戻す呼吸の科学。

二酸化炭素が体内に溜まると、なぜ疲れが抜けないのか?
整体・マッサージ・鍼灸が「吐く力」を取り戻す理由を、生理学・解剖学・生体力学で徹底解説します。

✍️ 監修:多田治療院(東京都中央区新富1-6-1)| 多田(カイロプラクティック・鍼灸・マッサージ師)

はじめに

「最近、スタミナ落ちた気がする」——あなただけじゃないです

ちょっと階段を上っただけで息切れする。
昔は平気だったランニングが、今はもう無理。
そして、夜しっかり寝たはずなのに、朝から体が重い……。

「歳のせいかな」とあきらめていませんか?
でも、ちょっと待ってください。 その疲れ、「歳のせい」じゃなくて「吐き方のせい」かもしれません。

🙍患者さん
先生、最近なんかすぐ疲れるんですよ。隅田川を歩いてるだけで息が上がって。昔はもっと歩けたのに…。
👨‍⚕️私
なるほど。ちょっと深呼吸してみてください。……ほら、息を「吸う」のはできてますよね。でも「吐く」のが浅くないですか?
🙍患者さん
え……言われてみれば、確かに吐くのが短いかも。でも、それって関係あるんですか?
👨‍⚕️私
大ありです! 実は、疲れが取れない・スタミナがない、の大きな原因のひとつが「二酸化炭素(CO₂)を体外にちゃんと出せていない」こと。
今日はそのしくみを説明しますね。

さあ、ここからが本題です。

少し「理科の授業」みたいになりますが、難しい言葉はすべて噛み砕いて説明します。

読み終わったとき、きっと「なるほど! だから疲れてたのか」とスッキリするはずです。

二酸化炭素(CO₂)が体内にたまると、何が起きる?

中学校の理科でこんなことを習いましたよね。

「人間は酸素を吸って、二酸化炭素を吐く」。

でも、実はこの「吐く」という動作が、スタミナと体力に直結しているんです。

🍳 料理で例えるとガスコンロで料理するとき、「火をつける(酸素を使う)」のと同時に、 「換気扇を回す(CO₂を出す)」のが必要ですよね。
換気扇を止めたまま料理し続けたら、台所中に煙が充満して、調理できなくなります。
体の中も同じ。ちゃんとCO₂を外に出さないと、エネルギーが作れなくなって「疲れ」が蓄積していくんです。

呼吸のしくみと「吐く力」の正体

体の中では、食べ物から作った栄養素(炭水化物・脂肪・たんぱく質)が 酸素と反応してエネルギー(ATP)が生まれます。

このとき同時に発生するのが二酸化炭素(CO₂)と水です。

⚡ 体内のエネルギー産生プロセス

🍚 栄養素(炭水化物・脂肪・たんぱく質)
🌬 酸素(O₂)
↓ 細胞内のミトコンドリアで反応
⚡ エネルギー(ATP)+ 水(H₂O)
☁️ 二酸化炭素(CO₂)← これを外に出さないと詰まる!

CO₂は血液に溶け込んで肺まで運ばれ、「吐く」ことで体の外に出されます。

しかし、吐く力が弱いと……

⚠️CO₂が体内にたまりすぎると起こること(高炭酸症)

  • 血液が酸性に傾き、体全体の機能が低下する
  • 脳への酸素供給が減り、集中力・判断力が落ちる
  • 心臓・筋肉が疲労しやすくなる
  • スタミナが落ち、少し動いただけで息切れする
  • 睡眠中も回復できず、朝から体が重い

※参考:NIH(米国国立衛生研究所): Hypercapnia

背中と胸の筋肉が「吐く力」を作っている

「吐く」という動作は、実は背中と胸の筋肉が主役です。

具体的にどんな筋肉かというと……

🏋️ 運動で例えると腹筋運動(クランチ)のとき、息を吐きながら体を丸めますよね。
あれは「お腹の筋肉を使って、強制的にCO₂を絞り出している」動作なんです。
逆に、背中が丸まって猫背になっていると、お腹の筋肉が使えず、CO₂を吐き出す力が半分以下になります。
(研究では、猫背姿勢は肺活量を最大20〜25%低下させると報告されています。)
※参考:PubMed – Posture and pulmonary function

「疲れやすい体」の構造——なぜ姿勢が呼吸を壊すのか

ここからは少し「体のしくみ」の話をします。 でも、難しい言葉は全部例えに変換します。安心してください。

🙍患者さん
でも先生、姿勢が悪いだけで疲れやすくなるんですか?ちょっと信じられないんですけど……。
👨‍⚕️私
じゃあ、今すぐ試してみてください。猫背になって(背中を丸めて)、深呼吸してみてください。……できましたか?

次に背筋をピンと伸ばして、同じように深呼吸してみてください。……違いましたよね?

猫背のとき、胸郭(きょうかく=肋骨のケース)が圧縮されて、肺が十分に広がれないんです。

🙍患者さん
あ! 本当だ。猫背だと全然吸えない! じゃあ背中が固まってる人は、ずっとCO₂を溜め込んでることになるんですか?
👨‍⚕️私
そういうことです! しかも怖いのは、それに「慣れてしまう」こと。
浅い呼吸がずっと続くと、脳がそれを「普通」と認識してしまうんです。
だから「疲れてる」と感じないまま、体はどんどん疲弊していく。
まるで「小さい鍋で料理し続けて、焦げに気づかない」みたいなものです。

「背中の筋肉が固まる → 胸が閉じる → CO₂が溜まる」の悪循環

🔄 疲れやすい体が作られるしくみ(生体力学)

😩 デスクワーク・スマホ・ストレスで背中・胸の筋肉が硬くなる
🔴 胸郭(肋骨)が動かなくなる→呼吸が浅くなる
☁️ CO₂を吐き出せなくなる→血液が酸性に傾く
😴 筋肉・心臓・脳への酸素供給が落ちる→疲れやすくなる
😖 スタミナ低下・慢性疲労・朝起きられない…
✅ 整体・マッサージ・鍼灸で筋肉を緩める → 吐く力が戻る!

 

🔬生体力学的な視点:「吐く力」は筋肉の弾力性で決まる

肺自体には「縮む力」はほとんどありません。

「吐く」のは、主に呼吸補助筋(ふくしきんほじょきん)と呼ばれる筋群の弾性収縮です。

つまり、これらの筋肉が硬くなると、ゴムパッキンが劣化したように「戻れなくなる」。

その結果、CO₂が肺の中に残り続け、次に吸う酸素の量も減ってしまいます。
※参考:日本神経学会ガイドライン(呼吸機能と筋肉)

あなたの「吐けていない度」を今すぐチェック

以下の項目で、当てはまるものをチェックしてください。 合計スコアで今の状態がわかります。

📋 呼吸力&スタミナ セルフチェックリスト

当てはまる項目をチェックしてください
  1. 階段で息切れする(1〜2階でも)
  2. 朝起きたとき体が重い・だるい
  3. 昼食後に強い眠気が来る
  4. 座っているとき背中が丸まっている
  5. 肩こり・首こりが慢性的にある
  6. 深呼吸すると途中で苦しくなる
  7. ため息をよくつく
  8. 少し走るだけで心臓がバクバクする
  9. 集中力が続かない・頭がぼんやりする
  10. 寝ても疲れが取れない感じがする
  11. 胸が張り・詰まる感じがする
  12. スポーツや体力仕事のパフォーマンスが落ちた
低リスク(0〜3個)要注意(4〜7個)早急に対応を(8個以上)

整体・鍼灸・整形外科——いつ・どこへ行くべき?

「ちょっと疲れてるだけ」と思って放置していると、体はどんどん悪化します。

以下の表を参考に、今の自分の状態を確認してください。

危険度 症状・状態 まず行くべきところ 目安の緊急度
🟢 低 疲れが少しある。肩こり・なんとなく呼吸が浅い気がする。スポーツパフォーマンスが少し落ちた。 整体・マッサージ・鍼灸(多田治療院)
予防的なケアとして最適
1〜2週間以内に
🟡 中 毎日疲れが残る。階段で息切れ。朝起きられない。集中力が著しく落ちた。睡眠が浅い。 整体・マッサージ・鍼灸(多田治療院)
+必要なら病院への紹介も
今週中に
🔴 高 安静にしていても息苦しい。動悸・胸の痛みがある。顔色が悪い。めまいがひどい。 まず整形外科・内科・循環器科へ
(当院からの紹介も可)
今日・明日中に
🚨 緊急 急激な呼吸困難・唇が青い・意識が朦朧とする・胸に激痛 救急(119)または救急病院へ即座に すぐに

💡多田治療院では「病院への紹介」も行います

「この症状は整体で対応できるのか、病院に行くべきなのか」と迷ったとき、 当院では正直にお伝えします。

必要であれば、信頼できる医療機関への紹介も行いますので、 まずはご相談ください。

整体・マッサージ・鍼灸が「吐く力」とスタミナを取り戻す理由

さて、ここがこの記事の核心部分です。 「なぜ体を触るだけで、スタミナが戻るの?」という疑問に答えます。

💬 「揉んでどうなるの?」という素朴な疑問

🙍患者さん
でも先生、マッサージとか整体って「気持ちいい」だけじゃないんですか? 体力が戻るとか、科学的に本当なんですか?
👨‍⚕️私

いい質問です! 「気持ちいい」のは副産物で、本質は違います。

菱形筋

たとえば、固まった背中の菱形筋(りょうけいきん)をほぐすと、肩甲骨が正しい位置に戻ります。

すると、胸郭が開いて、1回の呼吸で取り込める空気の量が増えるんです。

つまり整体・マッサージは「ガス管の詰まりを取る」ような作業です。

換気扇が正しく回るようになれば、自然と煙(CO₂)が外に出るようになります。

3つの施術が「吐く力」を取り戻すメカニズム

📊研究でわかっていること:施術で呼吸機能は改善する

胸椎マニピュレーション(背骨の調整)が呼吸機能(FVC・FEV1)を有意に改善したという研究が複数報告されています。

また、マッサージによる呼吸筋のリラクゼーションが1秒間の呼気量を向上させることも示されています。
※参考:PubMed – Chiropractic and respiratory function
※参考:J-STAGE 日本呼吸器学会論文データベース

「この記事を読んで、一度診てもらいたい」と思ったあなたへ

多田治療院では、マッサージ・カイロプラクティック・鍼灸を組み合わせて、 あなたの「吐く力」と「スタミナ」を根本から取り戻します。

まずはお電話でご相談ください。

📞 03-3553-8585 今すぐ予約

今日からできる「吐く力」を鍛える5つのセルフケア

治療と並行して、日常生活でも「吐く力」を高めることができます。

難しいことは何もありません。まずは1つから始めてみてください。

🌬️毎日・呼吸

口すぼめ呼吸(パーシュドリップ)

口を「ウ」の形にして、ゆっくり細く息を吐きます。

吸う時間の2〜3倍の時間をかけて吐くのがポイント。

これだけでCO₂の排出量が大幅にアップします。
(1日3セット×10回から)

🤸毎日・ストレッチ

胸椎回旋ストレッチ

椅子に座り、両腕を胸の前でクロスさせて、上半身を左右にゆっくりねじります。

背中の菱形筋・肋間筋を動かし、胸郭の可動域を広げます。 (左右各5回・1日2セット)

💺日中・姿勢

「骨盤を立てる」座り方

椅子に座るとき、坐骨(お尻の骨)を座面に刺すように座ります。

すると自然と背筋が伸び、胸郭が開いて呼吸が深くなります。

スマホやPCを使うときに意識するだけでOK。

🏊週2〜3回・運動

ゆっくり長く歩く(インターバルウォーク)

早歩き(3分)→普通歩き(3分)を繰り返す「インターバルウォーク」は、 呼吸筋と心肺機能を同時に鍛えられます。

隅田川沿いなど、気持ちのいいコースがおすすめ。
(週3回・30分から)

🛌就寝時・回復

横向き寝で呼吸筋を休める

仰向けで寝ると、背中の重さで肺が圧迫されます。

左側を下にした横向き寝が、横隔膜に最も負担をかけない姿勢です。

睡眠中の呼吸が深くなり、CO₂の排出効率が上がります。

📅習慣にするためのコツ:「スタック法」を使う

勉強でも「すでにやっていること(習慣)の後にくっつける」と新しい習慣が定着しやすいですよね。

たとえば「歯を磨いた後に口すぼめ呼吸を10回」というように、 既存の習慣とセットにすると続けやすくなります。

「気になるけど聞けなかった」疑問に答えます

Q整体やマッサージは、何回通えば効果を感じられますか?

個人差はありますが、多くの方が1〜3回目の施術で「体が軽くなった」「息が吸いやすくなった」と感じられます。
ただし、根本的なスタミナ改善には、月2〜4回を3ヶ月継続することをおすすめします。
慢性的な疲れは、積み重ねによって起きているため、改善も少しずつ積み重ねていくイメージです。

Q「深く息が吸えない」のと「吐けない」のは違うんですか?

はい、本質的に違います。 「吸いにくい」のは気道や肺の問題が多く、医療機関での検査が必要なケースもあります。
一方、「吐けない」のは呼吸筋(背中・胸・お腹の筋肉)の硬さが原因であることが多く、 整体・マッサージが非常に効果的です。
どちらの症状なのかわからない場合も、まずご相談ください。当院で判断してお伝えします。

Qスポーツをしているのに疲れやすいのはなぜ?

「運動しているのに疲れやすい」という方は、実は「呼吸効率が悪いまま頑張っている」ことが多いです。
筋肉はあっても、CO₂を吐き出すスピードが追いつかず、乳酸が溜まりやすくなっています。
カイロプラクティックで胸椎を整え、マッサージで呼吸筋をほぐすことで、 スポーツパフォーマンスが大きく向上するケースも多くあります。

Q鍼灸って痛くないですか?怖いんですが……

「鍼=痛い」というイメージを持つ方は多いですが、当院の鍼は髪の毛より細い鍼(0.14〜0.20mm)を使用します。
刺すというより「皮膚に触れる」感覚に近く、多くの患者さんが「ほとんど感じなかった」とおっしゃいます。
初めての方は、まずマッサージやカイロプラクティックからお試しいただくことも可能です。

Q仕事帰りに行けますか?予約は必要ですか?

はい、平日は夜20時まで営業しています(木曜は13時まで)。
仕事帰りに八丁堀駅・新富町駅・宝町駅から徒歩7分でアクセスできます。
当院は予約優先制ですので、事前にお電話(03-3553-8585)でのご予約をおすすめします。
時間が空いていれば当日の来院も可能です。

Qネットで「二酸化炭素が体内に多いと疲れる」とか「過呼吸」とか出てきますが、矛盾しませんか?

 確かに「過呼吸( hyperventilation)」はCO₂を吐き出しすぎて起こります。
ここで説明しているのは、「慢性的に浅い呼吸→CO₂が少しずつ蓄積→慢性的な疲労」のメカニズムです。
過呼吸(急に深く速く呼吸する状態)とは別の話です。
日常的に「吐ききれていない」状態の改善が目的で、息を吐きすぎる運動(過換気)とは真逆のアプローチです。

 

この記事の根拠となった文献・サイト

この記事は、以下の国内外の信頼できる医学的情報源を参考に作成しています。

🌐 海外(国際機関・査読論文)

🇯🇵 国内(学術機関・学会)

ℹ️

この記事の免責事項

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医師による診断・治療の代替となるものではありません。 症状が重篤な場合や、急激な体調変化がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

「吐く力」を取り戻しに、今日来てください。

読んでいただいてありがとうございます。
「これ、自分のことだな」と思った方——ぜひ一度、体のことを話しに来てください。

原因を一緒に探して、スタミナと体力を取り戻す道筋をご提案します。

🏥 多田治療院 基本情報

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)予約のみで午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです。

治療費用

最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。

有楽町線 新富町駅より徒歩3分。

京橋駅、宝町からもアクセス可能
※わからない場合はお電話下さい。ご案内させて頂きます。

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