痺れる原因と改善法
目次
肩や指、お尻や太腿の裏などが痺れる症状で来院される方、当院でも非常に多いです。
では、しびれとはどのようにして起きるのか?
例えば、長時間の正座をすると足がしびれますよね?
あれは、正座する事により自ら血行障害を起こしその状態がいつまでも続くと危険ですよ!というSOS信号なのです。
例えば正座をして痺れる時は、必ず膝から下が痺れます。
これは、正座をして膝を折ると膝窩動脈を圧迫してしまいます。そうすると、血管の中にある普段は活動していない「痺れを起こす物質」が、血管を圧迫されて血流が滞ると緊急事態になり、その物質が動き出します。血管を飛び出た物質は、神経組織の1つのC繊維に作用して、痛み、痺れという形で血行障害になっている事を伝えてくれています。
ですから、治療としては圧迫されている部分の解除と血流改善ということがメインになってくるのですが、組織の圧迫や血流不良というのは、先に例で書いたように正座をして痺れるというような、体重が膝窩動脈を圧迫して起きるというような単純な痺れというようなものはほとんどありません。
肩関節や頚椎の捻れ、力が入りやすい緊張する体質など難しい症例が多いです。
ですから、普段の生活での習慣が大切になってきます。
勿論、捻れや神経の緊張を取り除く事がメインの治療となってくるのですが、マッサージや入浴法、運動療法、食事も痺れを緩解するのに重要になってきます。
血流不良が起きると、体が酸性に傾きます。
そうすると、人間の体は痺れを引き起こす物質が血管から流出するとそれを防ぐ為に痺れを引き起こす物質を破壊する酵素というのを出して、自然治癒力で治そうとします。しかし、その酵素は酸性に弱くうまく働かなくなってしまうので痺れが中々改善しない。という事があります。
ですから体を酸性に傾けないという事も痺れを改善させる為に必要だということがいえます。
酸性に傾けない為に自分で気をつける事、
一番大事なのは呼吸です。
血液のpHは食物よりも、呼吸によってのほうが変化しやすいのです。
血液中には、酸素以外に二酸化炭素が炭酸となって溶けています。
炭酸は酸性ですが、ある程度溶けていてちょうどいいpHが保たれています。
しかし、血中の二酸化炭素、水素の濃度が上昇して酸性に傾こうとすると、呼吸運動が亢進し、血中の二酸化炭素が多量に排出されて血液のphは元に戻ろうとします。
ですから、息を吐くということがきちんと出来ていないと血中の二酸化炭素、水素の濃度が上昇してしまう訳です。
あくまで今まで書きてきた事は、日常で自分で出来る事なので、出来れば治療に通ってもらう事が一番の治癒への近道だと思います。
多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。有楽町線 新富町駅より徒歩3分。京橋駅、宝町からもアクセス可能
※わからない場合はお電話下さい。ご案内させて頂きます。