股関節の硬さは腰痛・下半身太りの原因|セルフチェック

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股関節の硬さがもたらす「体への3大支障」
股関節は、人間の体の中で最も大きくて頑丈な関節です。
ここが硬くなると、股関節だけでなく全身にドミノ倒しのように不調が広がります。
① 腰痛・膝痛の慢性化
股関節は本来、前後・左右・回転など「あらゆる方向へ自由に動く」役割(モビリティ関節)を持っています。
しかし股関節がロックされると、本来は「固定して体を支える」役割であるはずの「腰」や「膝」が代わりに無理して動くことになります。
その結果、耐えきれなくなった腰や膝の関節・筋肉が悲鳴を上げて痛むようになります。
② 下半身が太りやすく、痩せにくくなる
股関節の周りには、お尻の大きな筋肉や太ももの筋肉、さらに「リンパ節」や「太い血管」が集まっています。
股関節がガチガチだとこれらの筋肉が動かず、ポンプ作用が働かなくなります。
その結果、骨盤周りの血流やリンパの流れが滞り、下半身のむくみ、冷え、代謝低下(=痩せにくく太りやすい体)に直結します。
③ 歩行効率の低下と「老け見え」姿勢
股関節が後ろに伸びなくなると、歩くときに歩幅が狭くなります。
歩幅が狭いと、お尻(大臀筋)を使わずに、ふくらはぎや太ももの前側ばかりを使って歩くようになり、
「お尻は垂れ下がり、脚だけが太くなる」という悪循環に陥ります。
【セルフチェック】股関節の柔軟性を「数値」で測る
「私の股関節は硬いの?」をハッキリさせるため、日本整形外科学会などが定めている「関節可動域(関節が動く正常な角度)」をもとに、自分で測れる3つの基準値をご紹介します。
ベッドの上などで簡単にテストできますので、ぜひ数値を測ってみてください。
指標①:膝の抱え込み(屈曲テスト)
股関節がどれだけ前側に曲がるかを測ります。
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測り方: 仰向けに寝て、片方の膝を両手で胸に引き寄せます。もう片方の脚は真っ直ぐ床に伸ばしておきます。
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数値の目安:
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【正常】125度以上(太ももが胸にピタッとつく、または非常に近くなる状態)
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【要注意】110度未満(抱えたときに反対側の脚が床から浮いてしまう、または股関節の詰まり感でこれ以上曲がらない状態)
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指標②:足の後ろ引き(伸展テスト)
デスクワークで最も硬くなりやすい「腸腰筋」の硬さを測ります。
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測り方: ベッドの端に仰向けに寝て、片方の膝を抱え込みます。テストする側の脚は、ベッドの端から外へダランと垂らします。
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数値の目安:
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【正常】15度以上(骨盤を真っ直ぐにした状態で、太ももが体幹のラインより下に下がればクリア)
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【要注意】0度以下(太ももがベッドの高さより上に浮き上がってしまう状態。股関節の前側が強烈に縮んでいます)
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指標③:パタパタ開き(外旋・内旋テスト)
股関節の「ねじれ」の柔軟性を測ります。座禅やあぐらをかく時に必要な動きです。
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測り方: 仰向けに寝て、片方の股関節と膝をそれぞれ「90度」に曲げます。そこから、膝の位置は固定したまま、足先だけを「内側」「外側」にそれぞれ倒して角度を見ます。
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数値の目安:
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【正常】外旋(外開き)45度 / 内旋(内開き)45度(斜め45度まで無理なく倒せれば合格)
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【要注意】30度未満(お尻や股関節のインナーマッスルが硬く、足先がほとんど動きません)
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| 動きの方向 | 正常な角度 | 主な日常動作 |
| 屈曲(曲げる) | 125度 | 階段を上る、しゃがむ |
| 伸展(後ろに伸ばす) | 15度 | 歩く(後ろに脚を送り出す) |
| 外旋・内旋(ねじる) | 各45度 | あぐらをかく、方向転換する |
終わりに:硬いのは「骨」ではなく「筋肉」
「私は生まれつき骨盤が硬いから……」と諦める必要はありません。
病気やケガがない限り、股関節が硬い原因のほとんどは骨ではなく、周囲の「筋肉(腸腰筋やお尻の筋肉)のサボりや緊張」です。
毎日少しずつストレッチを続けて数値を「正常値」に近づけていくことで、驚くほど腰の痛みがスッキリしていきます。
多田治療院
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