腰痛の原因は股関節かも?意外な関係性と改善方法を徹底解説
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「ぎっくり腰」や「慢性的な腰痛」…、あなたは大丈夫ですか?
実は、腰痛の原因は腰ではなく股関節にあるかもしれません。
意外な繋がりですが、股関節の動きが悪くなると腰痛を引き起こすことがあります。
この記事では、腰痛と股関節の可動域の関係、そのメカニズム、そして改善策をわかりやすく解説します。
股関節の可動域制限が腰痛を引き起こす理由
股関節は、歩く、立つ、座るなど様々な動作で活躍しています。
しかし、股関節の動きが制限されると、腰に負担がかかりやすくなります。
なぜ股関節の動きが悪くなると腰が痛むの?
- 代償運動:股関節の動きが悪くなると、体はそれを補おうとします。その結果、腰を過剰に動かすことになり、腰痛を引き起こします。
- 股関節屈筋の硬さ:デスクワークなどで長時間座る姿勢が続くと、股関節の前の筋肉が硬くなります。これは、骨盤を前方に傾け、腰に負担をかける原因となります。
- 筋肉のアンバランス:股関節周りの筋肉、特にお尻の筋肉(臀筋)が弱くなると、骨盤が不安定になります。不安定になった骨盤は、腰に余計な負担をかけてしまいます。
- 痛みの紹介:股関節は腰の神経が指令を出して動かしています。そのため、股関節の痛みが腰に響くことがあります。
例えば、前屈が難しい人(筋肉の硬い人)は、物を拾う時に腰を無理に曲げがちです。
無理に腰を曲げると腰に大きな負担がかかり、腰痛になりやすくなります。
股関節の動きと腰痛の関係を示す研究データ
- 腰痛持ちの人は、そうでない人に比べて股関節の可動域が狭い傾向があります。
- ある研究では、腰痛持ちのアスリートは、そうでないアスリートに比べて股関節の回転の範囲が狭くなっていることがわかりました。
- 特に、左股関節の回転が右股関節よりも狭い傾向がありました。これは、スポーツや日常生活での体の使い方の癖が関係していると考えられています。
これらの研究結果は、股関節の柔軟性が腰痛と深く関わっていることを示しています。
腰痛改善に必要な股関節の柔軟性アップ!
股関節の可動域を広げて腰痛を改善するには、以下の方法がおすすめです。
ストレッチ:
股関節周りの筋肉を伸ばすストレッチは、柔軟性を高めるのに効果的です。
- ハムストリングスのストレッチ: 太ももの裏側の筋肉を伸ばします。
- かえるのポーズ: ヨガのポーズの一つで、股関節を開く効果があります。
- 股関節屈筋のストレッチ: 股関節の前の筋肉を伸ばします。
筋力トレーニング:
股関節周りの筋肉を鍛えることで、骨盤を安定させ、腰への負担を軽減します。
- スクワット: 太ももやお尻の筋肉を鍛える代表的な筋トレです。
- ランジ: 下半身全体の筋肉を鍛え、バランス能力も向上させることができます。
- ブリッジ: お尻の筋肉を鍛えるのに効果的なエクササイズです。
専門家による治療:
整形外科、理学療法士、カイロプラクターなどに相談することで、自分に合った治療を受けることができます。
- カイロプラクティック: 脊椎の調整を行い、神経の働きを改善します。
- 当院では、股関節の関節の動きを付ける事、お尻周りの筋肉を調整します。
- マッサージ: 筋肉の緊張を和らげ、血行を促進します。
- 当院では、股関節、お尻まわりの筋肉がリラックスすることで、痛みが軽減され、動きがスムーズになります。
日常生活でできること
- こまめな休憩: 長時間座りっぱなしは避けて、定期的に立ち上がったり、軽いストレッチをしましょう。
- 正しい姿勢: 猫背は腰に負担がかかりやすいので、正しい姿勢を意識しましょう。
- 適度な運動: 毎日歩くだけでも、股関節の動きを維持し、腰痛予防に役立ちます。
結論
腰痛改善には股関節の柔軟性が重要です。
ストレッチや筋トレで股関節の可動域を広げ、腰への負担を減らすことで、腰痛を予防・改善することができます。
もし、つらい腰痛でお悩みなら、今日から股関節のケアを始めてみませんか?
参考情報
- オーストラリア脊髄研究財団
- 米国国立衛生研究所 (NIH) (National Institutes of Health)
- アメリカ整形外科学会 (American Academy of Orthopaedic Surgeons)
- ハーバード大学医学部 (Harvard Medical School)
多田治療院
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