朝の「首が固まる」を防ぐ実践ガイド:姿勢・枕・セルフケアで首を守る方法

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首の痛み、あなたの生活習慣が原因かも?知っておくべき対策と予防法
朝起きて「首が!」ってなったこと、あります?
今日はその「首の痛み」がどこから来るのか、どう治すか、そして鍼灸・マッサージ・カイロでどう楽になるかを、
できるだけ分かりやすく説明します。
首は5〜6kgのボーリング玉をずっと支えてる!
首は頭(約5〜6kg)をずっと支えてる。
本当に言えば、毎日ヘルメットをずっと乗せて歩いてるようなもの。
スマホやPCで頭が前に出ると、その負担はグンと増えるから、首は悲鳴をあげ始めます。
首の痛みの主な原因
| 原因 | 何が起きるか | できる対策(すぐできる) |
|---|---|---|
| 長時間同じ姿勢(デスクワーク、スマホ) | 首が前に出て筋肉が緊張;血行悪化 | モニター高さ調整、1時間に一回休憩 |
| 不適切な睡眠姿勢(合わない枕、うつ伏せ) | 首が曲がったまま固定され筋や関節が傷む | 枕を見直す;横向き・仰向けの推奨 |
| 内臓の疲れ(胃・肝・肺など) | 横隔膜の動き悪化→首の血行低下、神経緊張 | 規則正しい食事、飲酒注意、睡眠改善 |
| 筋肉の疲れ(使いすぎ・運動不足) | 筋肉に痛み物質が溜まりコリに | 軽い運動・ストレッチ・休養 |
原因ごとの現実的な仕組み
- 長時間の前傾姿勢:頭が前に出ると首の後ろの筋肉が常に伸ばされ、疲労物質がたまる。
- 枕が合わない:高すぎる枕は首を押し上げ、低すぎる枕は首を落とす。どちらも首の自然なカーブを壊す。
- 内臓疲労と首:胃や肝臓の不調で横隔膜がうまく動かないと、首まわりの血流や神経に影響が出ることがあります。
- 筋疲労:筋肉は使いすぎても、使わなさすぎても弱る。どっちも首痛のもと。
首は「指令ケーブル」。ケーブルが引っ張られたり、断線しかけると、機械(体全体)が誤動作するよ。
対策一覧(すぐできる順に)
1. デスクワークの姿勢を整える(超重要)

- モニターの上端を目線の高さに。
- 椅子の高さで肘が90度、足は床に。
- 1時間に1回は立ち上がって首をゆっくり回す。
2. ストレッチ(毎日1〜3回、各30秒)


- 首の横倒し(左右)
- 顎を引いて首の後ろを伸ばす(チン・タック)
- 胸を開くストレッチ(肩甲骨を寄せる)
3. 枕の見直し(睡眠が基本)

- 仰向け:後頭部を支え、首の窪みを埋める高さを選ぶ。
- 横向き:肩幅+頭の厚みを考えて高さを合わせる。
- うつ伏せは首に大ダメージ。避けよう。
4. 軽い筋トレで首周りを支える(週2〜3回)
- 首を鍛えるというより、肩・背中・体幹の強化がカギ(スクワット、プランク、ブリッジ等)
5. 生活習慣の見直し(内臓ケア含む)
- 規則正しい食事、飲酒の節度、睡眠を優先する。
多田治療院でのアプローチ(実例ベース)
当院では「首だけ見ない」治療をします。
胸椎が硬いと首に負担がくるから、胸の動きを改善し、肺の補助筋や肩甲骨周りもほぐす。
鍼で深層のコリを取ること、マッサージで血流改善すること、カイロで関節の動きを戻すこと――これらを組み合わせて症状を取っていきます。
例:朝起きて首が回らなかった患者さん、初回の上部背中の整体で翌朝には可動域が戻ったこともあります。
枕選びのチェックリスト(買う前に確認)

- 仰向けで後頭部と首のカーブが自然に支えられるか。
- 横向きで肩幅に合う高さか。
- 素材は通気性があるか(蒸れない方がよい)。
- まずは試し寝できるショップを使うと安心。
鍼灸・マッサージ・カイロが効く理由
- 鍼:深いコリをターゲットにして、痛みを和らげる化学物質(エンドルフィン等)を出す。
- マッサージ:筋肉をほぐして血流を良くし、酸素と栄養を送る。
- カイロ:関節の可動域と神経の通りを改善して、過緊張を減らす。
一言で言うと、セルフケアが「掃除」なら、鍼やマッサージ、カイロは「業者の掃除」です。
よくある質問(FAQ)
Q:1回で治る?
A:残念ながら1回で完全に治る保証はないです。まずは2~4回で反応を見て、継続プランを決めましょう。
Q:カイロは痛い?
A:痛い治療はしないですが、慎重に動かしても痛むこともあります。(気をつけます)
Q:枕は高い方が良い?低い方が良い?
A:どちらでもないです。首の自然なカーブを支える高さが正解。
Q:どのくらいの頻度で治療に行くべき?
A:急性の痛みなら週1回〜2回(だいたい症状は落ち着きます)、症状が落ち着いたら月1回程度のメンテがオススメ。
参考
- Mayo Clinic — Neck pain overview:
- NHS — Neck pain guidance:
- 厚生労働省(日本) — 一般的な健康情報:
最後に
首は放っておくと慢性化しやすいパーツです。
ちょっとの工夫で「首の板感」をやわらげられる。
今日やれることは、モニターを上げること、枕をチェックすること、そして30秒の首伸ばしを習慣にすること。
あと、もしセルフケアでなかなか良くならなかったら、鍼灸・マッサージ・カイロでプロに任せると、驚くほど楽になることがあるから気軽に相談して下さい。
体は待ってくれないから、賢く守りましょう。
多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)予約のみで午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです。
最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。
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京橋駅、宝町からもアクセス可能
※わからない場合はお電話下さい。ご案内させて頂きます。


