腰痛・膝痛にさようなら!立ち仕事で健康な体を手に入れるための5つの秘訣
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毎日立ちっぱなしの仕事、お疲れ様です!
美容師さん、調理師さん、販売員さんなど、立ち仕事をしている人は本当に大変ですよね。
ところで、立ち仕事をしていると、腰や膝が痛くなること、ありませんか?
実は、立ち仕事は腰や膝に負担がかかりやすく、痛みが出やすいんです。
今回は、なぜ立ち仕事で腰痛・膝痛になりやすいのか、その理由を図や表を使って詳しく解説していきます。
立ち仕事で腰や膝が痛くなる原因
立ち仕事で腰や膝が痛くなる原因は、大きく分けて2つあります。
- 体の重心が前に偏ってしまうこと
- 足への負担が大きいこと
これらの原因が複雑に絡み合って、つらい腰痛や膝痛を引き起こすのです。
1. 体の重心が前に偏ってしまう
長時間立っていると、どうしても疲れてきますよね。
すると、どうなるでしょうか?
そう、猫背になりがちです。
猫背になると、頭が前に出てしまいます。
すると、体の重心が前に偏ってしまうのです。
体の重心が前に偏ると、腰や背中に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
例えば、重い荷物を持つときはどうでしょう?
体から離して持つと重く感じますよね?
でも、体に引き寄せると軽く感じます。
これは、重心が体に近いほど、負担が軽くなるからです。
体の重心が前に偏ると、腰や背中は、常に重い荷物を持っているのと同じ状態になってしまいます。
さらに、骨盤も前に傾いてしまうため、腰と骨盤のバランスが崩れて、腰痛がさらに悪化してしまいます。
2. 足への負担が大きい
立ち仕事では、常に足に体重がかかっています。
硬い床に長時間立っていると、足裏に大きな負担がかかります。
体重50kgの人が歩いた場合、地面によってかかる力が変わってきます。
地面
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かかる力
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土の上
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75kg
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コンクリートの上
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187kg
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なんと、コンクリートの上では、土の上の2.5倍もの力がかかってしまうんです!
美容室や理容室の床は硬いですよね?
ほぼコンクリートと同じ衝撃が、下半身から腰にかかっていると考えられます。
足裏への負担は、アキレス腱や足底筋膜の疲労や炎症を引き起こします。
アキレス腱と足底筋膜
•アキレス腱:かかととふくらはぎをつなぐ腱で、人体で最も太いです。
•足底筋膜:かかとから足の指の付け根まで、足の裏に広がる膜です。
アキレス腱や足底筋膜が硬くなると、どうなるでしょうか?
ふくらはぎの筋肉も硬くなってしまい、膝に負担がかかります。
ふくらはぎの筋肉は、アキレス腱を介してかかとについています。
アキレス腱が硬くなると、ふくらはぎの筋肉も引っ張られて硬くなってしまうのです。
また、ふくらはぎの筋肉は膝にもつながっています。
そのため、ふくらはぎの筋肉が硬くなると、膝にも負担がかかってしまうのです。
さらに、膝から骨盤につながるハムストリングスという筋肉も引っ張られ、骨盤のバランスが崩れ、腰痛にもつながります。
ハムストリングスは、太ももの裏側にある筋肉です。
ここが硬くなると、骨盤が後ろに傾き、腰が反りやすくなってしまいます。
腰が反ると、腰椎に負担がかかり、腰痛を引き起こしやすくなるのです。
立ち仕事で腰痛・膝痛を予防・改善するには?
「もうすでに腰や膝が痛い…」と感じている人もいるかもしれません。
でも、大丈夫! まだできることはあります。
立ち仕事で腰痛・膝痛を予防・改善するには、次の2つのポイントが重要です。
- 正しい姿勢を意識する
- 足や脚の筋肉をストレッチで柔らかく保つ
1. 正しい姿勢を意識する
正しい姿勢を保つことは、腰や膝への負担を軽減するためにとても大切です。
- 背筋を伸ばし、あごを引く
- お腹に軽く力を入れる
- 肩の力を抜く
2. 足や脚の筋肉をストレッチで柔らかく保つ
ストレッチは、筋肉を伸ばして柔軟性を高める運動です。
立ち仕事で硬くなりやすい筋肉をストレッチすることで、腰痛・膝痛の予防・改善につながります。
ストレッチをするタイミング
- 仕事の合間
- お風呂上がり
- 寝る前
ストレッチの例
アキレス腱伸ばし
- 壁に手をついて、片足を後ろに引きます。
- かかとを床につけたまま、アキレス腱が伸びているのを感じながら、20~30秒キープします。
- 反対側も同様に行います。
ハムストリングス伸ばし
- 片膝を畳み、片足を伸ばします。
- 伸ばした足のつま先を両手で持ち、ハムストリングスが伸びているのを感じながら、20~30秒キープします。
- 反対側も同様に行います。
大腿四頭筋伸ばし
- 横になって片足を曲げ、手で足をつかみます。
- お尻に足を引き寄せ、大腿四頭筋(前もも)が伸びているのを感じながら20~30秒キープします。
- 反対側も同様に行います。
足首回し
- 椅子に座り、片足を上げて足首をゆっくりと回します。
- 内回しと外回しを、それぞれ10回ずつ行います。
- 反対側も同様に行います。
その他
ストレッチ以外にも、腰痛・膝痛を予防・改善するためにできることがあります。
- 休憩時間に足をマッサージする
- テニスボールなどで足裏をほぐす
- クッション性の良い靴を履く
- インソールを使う
専門家によるケアも効果的!
セルフケアを頑張ってもなかなか改善しない場合は、専門家によるケアも考えてみましょう。
•カイロプラクティック
カイロプラクティックは、骨格のバランスを整えることで、神経の働きを改善する治療法です。
特に、当院では、関節を緩め、筋肉が大きく柔らかく動く様にします。
すると、今まで動きにくかった部分が動いて改善していきます。
•鍼灸
鍼灸は、鍼(はり)やお灸(きゅう)を用いて、体のツボを刺激することで、痛みやコリを改善する治療法です。
鍼灸は、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があるため、腰痛や膝痛の改善に効果的です。
•マッサージ
マッサージは、筋肉を揉みほぐすことで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があります。
これらの治療を受けることで、体の歪みを整えたり、筋肉の緊張を和らげたりすることで、腰痛・膝痛の根本的な改善を目指します。
まとめ
立ち仕事は、腰や膝に大きな負担がかかります。そのため、どうしても痛みが出やすいのです。
しかし、正しい姿勢を意識したり、こまめにストレッチをしたりすることで、予防・改善することができます。
セルフケアで改善しない場合は、我慢せずに専門家にご相談ください。
多田治療院
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