肩こりで治療に来院された女性
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仕事をしていて、ひどいときには頭痛(こめかみの辺りが痛い)もでるという症状。
初見としては、猫背でO脚、目の下に隈が出ていて、声が小さい、手を触れるとぽちゃぽちゃしていて、冷たく、湿っていて、色白です。(書く事は了解を得ています)
治療は、全体にまずは、血液が行き渡り温かくなる程、軽擦し、体のポイントをチェックしていきます。アキレス腱の硬さ、骨盤の捻れ、肩の硬さ、首の関節の動き、頭蓋の捻れ、その情報により、この女性の肩こりの場合は、腎臓の疲れからきているものでした。
その女性の患者さんに、
腎臓が弱っているといいました。
これは、病院で検査して出る重度の症状ではなく、漢方医学(中医学)でいう腎虚に類似する所であります。大雑把にはなりますが、腎虚とは、先天の精(父母から受け継ぐ)と後天の精(脾胃を経由して消化吸収された飲食物の栄養物質)で構成される腎(人体の生命活動における必要不可欠な物質を作る場)の機能が低下している状態なのです。
この部分が機能低下してくると、腰が痛み、声が小さくなり、冷えが出てきます。
では、カイロプラクティックの方面から見た判断は、背骨の反応で胸椎12番で反応していました。これは、カイロプラクティックで腎臓の反射ポイントです。
腎臓は、背中側の肋骨の無い所に位置しています。
ここに疲れが出てくると体が前かがみになってきます。前かがみになると、背中の筋肉が引っ張られ、肩の筋肉(僧帽筋)が引かれます。さらに、頭を引っ張り上げておかないと前を向けないので顎を出して、首の筋肉が縮みます。
この首の筋肉が縮み、背中の筋肉が引っ張られて、その引きと縮みの中間にある肩に血液の循環不良を起こして、肩こりが起こっていました。
治療としては、背中の伸びた筋肉とお腹の縮んだ筋肉のバランスをとり、体を真っ直ぐに支えていられるように体力の上がる治療をしました。
今回の治療で、この女性は、7割方肩こりは良くなりましたが、基本的には、座って仕事をするだけの体力が低下している為に肩こりが起こってきたと思われます。
ですから、猫背にならない為の注意事項を伝えて治療終了となりました。
多田治療院
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