四十肩 五十肩 スポーツで痛めた肩のストレッチ
目次
当院でも『仕事をしていてジッとしていても肩が痛い』
とか
『クロールを泳ぐ時、肩が回らない、痛い』
などの症状を訴えられる方が多く来ます。
では、「肩が痛い」といってもどこが痛いのでしょう?
今回は、肩関節周囲の痛みという所に絞って書いていきたいと思います。
肩関節は、人体の中でも唯一、関節間に筋肉(腱板)を有する関節です。この腱板は、肩甲骨の前面と後面から肩関節包にくっついている4つの筋からできています。
肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋
この4つの筋肉の役割や場所、ストレッチの仕方を知り、自分でエクササイズをすることによって、どこよりも早く、回復してもらいたいと思います。
肩腱板の4つの内の1つ肩甲下筋
ほとんどが肩甲骨の裏側にくっついていて筋肉の働きとして、肩の内転と肩の内旋。例として
手を内側に捻る
腕を肩の高さに挙げて、右肘と左肩が近づく形(反対側でも)
になります。
肩腱板の4つの内の2つ目棘上筋
棘上窩という肩甲骨の上の方から始まり上腕骨(BCG予防接種の痕のあるあたり)にくっついている筋肉です。筋肉の働きとしては、
肩の外転(バンザイして45度開く)が主な働きになります。
肩腱板の4つの内の3つ目棘下筋
棘下窩という肩甲骨の下の方から始まり、棘上筋と同じく上腕骨(BCG予防接種の痕のあるあたり)にくっついている筋肉です。
筋肉の働きとしては、
肩外旋(「なんでやねん」とつっ込みを入れる形)と水平伸展(肘を伸ばし真横に胸を開く)が主な働きになります。
肩腱板の4つの内の4つ目小円筋
肩甲骨外側縁近く(脇の下)の後面から肩(上腕骨大結節)までついています。
筋肉の働きとして肩の外旋(「なんでやねん」とつっ込みを入れる形)になります。
これらの形にして肩が痛む人は
・仰向けで寝て、肩の外転、外旋(手を45度に挙げた)の形を取り、深呼吸を10回して筋肉の緊張を緩ませてあげて下さい。
・仰向けで寝て、腕を方の高さに挙げて、右肘と左肩が近づく形(反対側でも)を取り、深呼吸を10回して筋肉の緊張を緩ませてあげて下さい。
後、これらの筋肉は首の4~6番目の骨から神経が出ているので首をゆっくり右に5回、左に5回と回す事を1日に3~5回位やると肩の痛みが回復するのが早いと思います。
これらを自分で行う事と治療に来ていただくと半年~1年掛かるといわれる「四十肩、五十肩」がその時間よりも早く回復します。やってみて下さい。
多田治療院
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