座っていてお尻が痺れる(坐骨神経痛)

座って仕事をしていて

お尻の後ろがしびれる症状は多くの方が経験するものであり、病院で診断される場合は坐骨神経痛とされることが多いです。

しかし、しびれる症状が2、3日で消失したり再発したりする場合、必ずしも坐骨神経痛とは限りません。

【坐骨神経痛の種類】

  1. 根性坐骨神経痛・腰椎性坐骨神経痛(坐骨神経痛の5%): 坐骨神経の付け根が圧迫されることで痛みが生じるタイプの神経痛で、                       腰椎の関節、靭帯、筋肉などに異常があるため神経が圧迫されている状態です。
  2. 梨状筋性坐骨神経痛(坐骨神経痛の40%): 臀部にある梨状筋という筋肉が収縮・緊張して坐骨神経を圧迫し、                                          痛みがお尻の辺りに起こる状態です。
  3. 症候性坐骨神経痛(坐骨神経痛の55%): 坐骨神経痛の症状があるものの、神経の圧迫などが見られず、                                               原因が不明なものを症候性坐骨神経痛といいます。

坐骨神経痛の95%中の70%はカイロプラクティックで改善することができるとされています。

人間は、両足そろえて「気をつけ」の姿勢で立ち続けるのは30分が限界と言われています。

歩いたり立ったりしている間も、重心をどちらかの足に移動させることで筋肉を収縮弛緩させ、筋肉の中の血液を周期的に圧迫しています。

しかし、仕事で座りっぱなしで足を動かさずにいると血液の流れが悪くなり、神経の栄養が行かなくなったり圧迫されてしびれが現れることがあります。

カイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどの治療では、

手術適応ではない坐骨神経痛の原因としてほとんどが血流低下の虚血性疾患と考えられています。

坐骨神経は、仙骨の横からお尻、太腿の裏、下腿へと走行していますが、この一帯の血液循環や還流を向上させることが、

カイロプラクティック、鍼灸、マッサージの治療の目的となります。

ただし、他の治療院でも坐骨神経走行路の治療以外の治療を行っている可能性もあります。

ここで、カイロプラクティックによる坐骨神経痛へのアプローチの一例を紹介します。

坐骨神経痛の痛みやしびれは、お尻の辺りにある梨状筋で神経が圧迫されることにより起こると考えられます。

梨状筋は筋肉が収縮すると股関節の外旋をします。股関節の外旋は、あぐらをかいたときの足の形になります。

この形になると骨盤が後方回転して猫背になります。したがって、「足を組まない方が良い」とされるのです。

なお、股関節の外旋以外で猫背が起きる原因としては、以下のようなものが挙げられます。

寝不足:

体の代謝や血液循環が低下し、脳への血液循環が悪くなるため脳疲労が起こります。

脳は記憶力や集中力だけでなく、味覚、聴覚、視覚、性行動、恐怖、怒り、理解と判断、内臓に対する指令を出す自律神経など、

多くの機能を担っています。

寝不足による脳疲労は体力や集中力、自律神経の機能の低下に繋がります。これが低下すると靭帯や内臓の支持維持、

正常な神経や反射、ホルモンの分泌、正常な自律神経活動、正常な血流維持に異常をきたす可能性があります。

それによって体を支えている体力が低下し、猫背が生じることが考えられます。

目の疲れ:

目が疲れると、見にくくなるため本やモニターに近づく傾向があり、それが猫背に繋がる可能性があります。

解消する方法として、3分ほど冷やしてあげると良いとのことです。

冷やすことで血流が上昇し、神経や筋肉に栄養が送られ、目の疲れが和らぐとのことです。

胃酸過多、胃弱、風邪、生理痛:

これらの状態では胃や内臓に炎症や疲労が生じることで、体の水分や血液がその部分に集まり、猫背になる可能性があります。

特に生理痛の場合は子宮や卵巣がおへそと恥骨の間にあるため、痛みをかばうために背中が丸くなることが考えられます。

風邪や喘息、呼吸器疾患の場合は肺が大きく膨らまなくなり、それによって体が前かがみになる可能性があります。

これらの症状はカイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどの治療によって改善される場合があります。

それらの治療によって坐骨神経の血液循環や還流を改善し、症状の緩和に繋がります。

お悩みの方は、お越しになって下さい。

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
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