舌の筋力を鍛えて健康な発声を手に入れよう!

舌

特に、舌の筋肉は、発声において非常に重要な役割を担っています
舌の筋肉が衰えると、滑舌が悪くなったり、声が小さくなったりすることがあります。

舌の筋肉を鍛えることで、どのように発声を改善できるのか

解剖学的関係:発声を支える連携プレー

舌は、口の中だけでなく、首や頭の筋肉とも繋がっています。
首の筋肉
特に重要なのは、舌骨という骨に付着している筋肉です
舌骨舌筋、茎突舌筋、オトガイ舌筋などの筋肉は、舌骨から始まり舌に付着しており、
舌を様々な方向に動かすことを可能にします
これらの筋肉は、嚥下(飲み込み)発声の際に、舌を喉の周囲の構造と接続して位置を決めたり、
動かしたりするために協力して働きます
主な筋肉の役割
筋肉
役割
舌骨舌筋
舌の側面を引っ込めて押し下げる
茎突舌筋
舌の側面を持ち上げて引っ込める
オトガイ舌筋
舌を突き出す
口蓋舌筋
舌の後部を持ち上げ、嚥下時に軟口蓋を閉じるのに役立つ
これらの筋肉がバランスよく働くことで、滑らかで明瞭な発声が可能になります。

なぜ舌の筋力トレーニングが発声に有効なのか?

舌の筋力が弱まると、以下のような問題が生じることがあります。
  • 滑舌の悪化: 舌の動きが鈍くなり、正確な発音が難しくなります。
  • 声の質の低下: 舌の筋肉の緊張が不足すると、声がこもったり、小さくなったりします。
  • 嚥下機能の低下: 舌の筋力が弱まると、食べ物をうまく飲み込めなくなることがあります。
これらの問題を改善するためには、舌の筋力を鍛えることが不可欠です。

舌の筋力と全身への影響

単に発声や嚥下に関わるだけでなく、全身の健康にも影響を与えます
  1. 姿勢:舌の位置は、姿勢の安定性にも関わっています
  2. 呼吸:舌の筋肉は、呼吸にも影響を与え、特に睡眠時無呼吸症候群(OSAS)とも関連があります
  3. 神経系: 舌は脳とも密接に繋がっており、神経系の情報伝達にも関与しています

舌のトレーニングと発声の関係を裏付ける研究

ソースに記載された研究によると、舌の筋力と骨格筋量には正の相関があり、筋肉量が多いほど
舌の筋力も強いことがわかっています。
また、舌の筋力が低下すると、嚥下時に喉の動きが増えることも示唆されています。
このことから、舌の筋力トレーニングが、発声だけでなく、
嚥下機能の改善にも繋がる可能性が示唆されます。

まとめ:舌を鍛えて、より豊かな発声を

舌は、発声において非常に重要な役割を果たす筋肉です。
舌の筋力トレーニングを継続することで、滑舌の改善、声の質の向上、
より豊かなコミュニケーションが可能になります。
多田治療院で紹介したエクササイズを参考に、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

参考資料

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585

※施術料金

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