肩こり改善に効くマッサージとカイロプラクティックのアプローチの違い

肩こり

はじめに

肩こりは日常生活でよく見られる症状です。

さらに、肩こりは単に筋肉の問題だけではなく、内臓や姿勢に起因する場合が多いです。

したがって、治療は症状に合わせたケアが求められます。

1. 肩こりのマッサージ治療のアプローチ

1-1. 僧帽筋へのアプローチ

僧帽筋は首の付け根から肩、背中上部に広がる大きな筋肉です。

さらに、長時間同じ姿勢が続くとこの筋肉は硬直しやすいです。

また、マッサージによって僧帽筋を丁寧にほぐすことで、緊張が解かれます。

これにより、血流が良くなり、老廃物の排出が促進されます。

1-2. 肩甲挙筋へのアプローチ

肩甲挙筋は、肩甲骨を持ち上げ安定させる大切な筋肉です。

そのため、ストレスや疲労によって硬直しやすくなります。

さらに、適度な圧をかけて揉みほぐすと、肩甲骨が正しい位置に戻ります。

結果として、肩全体の血流やリンパの流れが改善されます。

1-3. 菱形筋や胸部筋群へのアプローチ

さらに、猫背のような悪い姿勢が続くと、肩甲骨周辺の菱形筋や、 前に引っ張られた小胸筋などの胸部筋群も硬直します。

加えて、これらの筋肉にマッサージをすると、肩甲骨周りの動きが良くなります。

そのため、全体の姿勢バランスの改善にもつながります。

1-4. マッサージの目的と効果

さらに、マッサージは以下の効果があります。

  • 血流の改善:  硬直した筋肉をほぐすことで酸素や栄養素が行き渡ります。  そのため、疲労物質の排出が促されます。
  • 筋緊張の解消:  トリガーポイントにアプローチすると、慢性的な緊張が和らぎます。
  • 姿勢の矯正:  筋肉の柔軟性が向上すると、肩甲骨や首が正しい位置に整います。  結果として、肩こりの再発防止にも寄与します。

1-5. マッサージ治療のポイントのまとめ(表)

治療対象 特徴 効果
僧帽筋 首の付け根から肩、背中上部に広がる大きな筋肉。 血流改善と老廃物排出、緊張緩和。
肩甲挙筋 肩甲骨を持ち上げ安定させる重要な筋肉。 肩甲骨の正位置誘導と血流・リンパ改善。
菱形筋・胸部筋群 猫背で硬直しやすく、肩の引き込みや前傾を固定。 肩甲骨周辺の動きを改善し姿勢のバランスを整える。

2. カイロプラクティック治療のアプローチ

2-1. 骨(特に脊椎の関節)へのアプローチ

一方で、カイロプラクティック治療では主に脊椎の各椎骨や椎間関節がターゲットです。

さらに、頚椎、中部脊椎(肩の筋肉の支配神経)など、神経の出入り口が重点的に治療されます。

そのため、ずれた椎骨の調整(アジャストメント)が行われ、 神経への不要な圧迫が解消されます。

2-2. 筋肉(特に脊椎周囲の支持筋群)へのアプローチ

また、脊柱起立筋や僧帽筋、肩甲挙筋など、脊椎を安定させる筋肉も対象です。

さらに、これらの筋肉の緊張をほぐすことで、 骨格のずれによる悪循環を断ち切る効果が期待されます。

2-3. 神経へのアプローチ

さらに、骨格や筋肉の不調は、脊椎から枝分かれする神経に影響を及ぼします。

そのため、カイロプラクティック治療では、 神経の圧迫を解放し、正常な伝達ができる状態を目指します。

2-4. カイロプラクティック治療の全体像

加えて、カイロプラクティック治療は次の三位一体の方法で行われます。

  • 骨格の調整:  ずれた椎骨や関節を正しい位置に戻し、神経への圧迫を解消
  • 筋肉のほぐし:  周囲の筋肉を柔らかくし、姿勢を正常にする。
  • 内臓機能の正常化:  内臓をマニプレートし、機能を回復する。

3. マッサージ治療とカイロプラクティック治療のアプローチの違い

3-1. 施術対象の違い

さらに、マッサージ治療は主に筋肉の硬直をほぐすことに重点を置きます。

一方、カイロプラクティック治療は骨格の調整や神経の圧迫解消を中心に行います。

加えて、両者は対象とする部位が一部重なるものの、アプローチ方法は異なります。

3-2. 手法の違い

例えば、マッサージ治療では揉み、叩き、指圧、深部組織マッサージなど多様な手技を用います。

その結果、僧帽筋や肩甲挙筋、さらには菱形筋や小胸筋に働きかけます。

さらに、カイロプラクティック治療では、 正確なアジャストメントで骨格の歪みを矯正し、 神経への圧迫がない状態に整えます。

3-3. 治療の目的の違い

また、マッサージ治療は血流の改善や筋緊張の解消、姿勢矯正を目的とします。 そのため、肩こりの症状は一時的に緩和されることが多いです。

一方、カイロプラクティック治療は、 骨格・筋肉・神経の調和を取り戻し、 長期的な機能改善や自然治癒力の向上を目指します。

3-4. 両治療の比較(表)

治療法 対象部位 主な手法 効果・目的
マッサージ治療 僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋、胸部の小胸筋など 揉み、叩き、指圧、深部組織マッサージ 血流改善、筋緊張の解消、姿勢矯正、肩こりの緩和
カイロプラクティック治療 脊椎の関節・椎骨、脊柱起立筋、肩甲挙筋、神経など 骨格調整(アジャストメント)、筋肉ほぐし、神経伝達の正常化 骨格の歪み矯正、神経圧迫の解消、内臓の機能改善、自然治癒力向上

4. まとめ

以上のように、多田治療院では肩こり治療において、 マッサージ治療とカイロプラクティック治療の両面からアプローチします。

まず、マッサージは筋肉のほぐしを中心に行い、 僧帽筋や肩甲挙筋、菱形筋、小胸筋などに効果があります。

また、カイロプラクティック治療は、 脊椎や関節の調整を中心に、神経への圧迫解消を目指します。

そして、両治療法はそれぞれ対象、手法、目的が異なりますが、 どちらも肩こりを根本的に改善するための有効な施術方法です。

さらに、日常生活でのセルフケアとの併用が、 長期的な健康維持と肩こりの予防につながります。

あなたの肩こりの症状により治療を選んで下さい。

又わからなければ、是非聞いて頂ければ幸いです。

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
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