もも裏のカチカチが腰痛・坐骨神経痛の原因に!自分でできる改善ストレッチ法
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もも裏(ハムストリング)の硬さは、腰痛、坐骨神経痛、膝痛の原因となります。
前回は、ハムストリングのカチカチの硬さに悩むあなたへを書きました。
では、自分でどの様に改善していったらよいか?
今回は、ストレッチの種類と選択について書いていきます。
静的ストレッチ vs 動的ストレッチ
目的
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静的ストレッチ
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動的ストレッチ
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方法
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一定の姿勢を20~45秒間保持。筋肉をゆっくりと伸ばし、その状態を維。
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制御された動作で筋肉を動かし、反動や弾みは避ける。
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タイミング
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クールダウン時、運動後。
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ウォームアップ時、運動前。
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効果
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筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高める。
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血流を促進し、筋肉の温度を上げ、柔軟性を高める。運動パフォーマンスを向上させる。
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筋肉への影響
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伸張耐性を高め、筋肉の粘弾性(衰退)を減少させる。
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筋肉を活動に備えさせ、パワー、スプリント、ジャンプなどのパフォーマンスを向上させる。
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柔軟性
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静的ストレッチは静的ROM(関節可動域)を向上させる。
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動的ストレッチは動的および静的ROMを同等またはそれ以上に向上させる。
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筋肉量、年齢などを考慮した推奨
静的ストレッチ
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動的ストレッチ
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筋肉量の多い人
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クールダウン時に、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高めるために推奨。
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ウォームアップ時に、筋肉を活動に備えさせ、パフォーマンスを向上させるために推奨。
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運動をしない一般人
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比較的安全で、関節に負担が少ないため、クールダウンに適している。
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バランス能力が必要なため、注意深く行う必要がある。ウォーミングアップとして、低い強度から始めるのが良い。
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スポーツ選手
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クールダウン時に、筋肉の回復を促進し、柔軟性を高めるために推奨。
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ウォームアップ時に、競技特有な動作を取り入れ、パフォーマンスを向上させるために推奨。
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リハビリテーション(高齢者)
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痛みのない範囲で、筋肉の柔軟性を取り戻し、関節可動域を改善するために使用。
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筋肉を動かし、運動協調性を改善するために使用。専門家の指導のもとで行うことが重要。
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動的ストレッチの例

ヒップサークル

ダイナミックハムストリングストレッチ

ウォーキングニーハグストレッチ

レッグスイング

カーフレイズ

ランジ
静的ストレッチの例

ハムストリングストレッチ

仰向けのハムストリングストレッチ
注意点
- ストレッチは、ウォームアップとクールダウンの両方で重要。
- 動的ストレッチは、運動前のウォームアップとして、筋肉を活動的にし、血流を促進し、パフォーマンスを向上させる。
- 静的ストレッチは、運動後のクールダウンとして、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高める。
- ストレッチを行う際は、痛みを感じない範囲で行い、無理に伸ばさない。
- 一般人は、活動前が動的ストレッチ、就寝前が静的ストレッチが良いです。
これらを行っても、もも裏のカチカチが改善しない方は、
鍼灸マッサージ、整体の治療に来てください。
多分、腰が硬い、首が硬い、前ももが硬い、胃が悪い、肺が悪いなど、ほかの要因が原因です。
この情報が、ハムストリングの柔軟性改善に役立つことを願っています。
多田治療院
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