あなたの股関節が詰まる理由とは?
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股関節の働きと詰まりの原因、そして改善方法
子の関節は、私たちの日常生活において 歩く、立つ、座るといった基本的な動作を支える 非常に重要です。
この関節は、体重を支えるだけでなく、脚を前後左右に動かす自由度も提供しています。
股関節への負担
体重60kgの人が両脚で立っているだけでも、 左右の股関節にはそれぞれ約20kgの負荷 がかかっています。
歩行時にはこの負荷が2〜4倍、走行時には4〜5倍にもなります。
股関節は、関節、靭帯、筋肉の絶妙なバランスによってこれらの負荷を分散し、スムーズな動きを可能にしています。
股関節の詰まり: 原因と症状
しかし、さまざまな要因により、股関節に「詰まり感」が生じることがあります。
これは、股関節の動きが制限され、 何かが挟まっているような不快な感覚や痛み を伴う症状です。
主な原因としては、以下の2つが挙げられます。
1.大腿骨寛骨臼インピンジメント (FAI)
寛骨臼(骨盤側の受け皿部分)と大腿骨頚部(太ももの骨の付け根部分)が衝突することで、周囲の組織が損傷し、痛みを引き起こします。
- この衝突は、生まれつきの大腿骨頚部や寛骨臼の形状が原因となることが多いです。
- 主股関節の引っ掛かり感、鼠径部や太もも外側の痛み、歩行や階段昇降時の股関節痛などがあります。
- 放置すると、関節唇(寛骨臼の縁にある軟骨)や関節軟骨が損傷し、深刻な痛みや運動制限を引き起こす可能性があります。
2.お尻周囲の深層筋の硬化
体の奥にある筋肉が硬くなると、股関節の前後にある筋肉のバランスが崩れ、
前方で衝突が起こりやすくなります。
特に、大殿筋(お尻の大きな筋肉)や中殿筋(お尻の側面にある筋肉)がうまく機能しなくなると、
股関節の安定性が低下し、詰まり感や痛みが生じやすくなります。
- かみ合わせが微妙にずれることで、股関節の滑らかな動きが阻害され、日常生活動作にも支障をきたします。
- 他をかばって動かすようになるため、二次的な痛みや不調を引き起こす可能性もあります。
股関節の詰まりを改善するために
原因となっている筋肉の硬さを解消し、股関節周りの筋肉のバランスを整えることが重要です。
具体的な方法としては、ストレッチや筋力トレーニング、マッサージなどが有効です。
専門家による治療
股関節の詰まり感は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
多田治療院でも、個々の状態に合わせた治療プランを用意しております。
多田治療院
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