2日以上続く首痛は要注意：寝違い、筋疲労、内臓トラブルを見分けるチェックリスト

寝違い？それとも「内臓からのSOS」かも — 首が回らない朝の真相

「あー！首が回らない！寝違えたー！」って、朝ベッドでのたうち回る人、これからのシーズン多いです。

普通は「枕のせいかな」と思うけど、いつもの枕で寝てて、しかも2日以上痛みが続くなら要注意。

実はその首の痛み、枕が悪者じゃないんです。

まず結論

枕で寝違えたと思った首の痛みが長引くときは、筋肉の疲れだけでなく「内臓の疲れ」や「呼吸をする筋肉（横隔膜）」の不調が原因であることがある。

放っておくと長引くから、早めの対処が効果的です。

1分でわかる図（イメージ）

あなたのお腹（胃・肝臓・肺） → 横隔膜（ブランコの板）→ 首（頚椎）の神経と血管の緊張

内臓疲労 → 横隔膜がうまく動かない → 首の血行が悪くなる → 痛み・こりが出る

なぜ「枕のせい」だけじゃないのか？

• 枕が原因なら、いつもと違う枕で寝たときに痛むはず。
• でも、多くの人はいつもの枕で寝ているのに朝から首が痛い。
• 本当の寝違えなら普通1日で楽になることが多いが、1週間続く人が来院する。

それは「寝違え」と見せかけた別の原因があるサイン。

内臓と首がつながる「意外な理由」

• 胃・肝臓・肺は横隔膜の近くにある。
• 横隔膜の動きをコントロールする神経は首の付近（頚椎）からの信号と関係が深い。
• 内臓が疲れると横隔膜の動きが悪くなり、首まわりの血流や神経状態が乱れて痛みになることがある。

ちなみに、心臓がドキドキして医師に診察してもらって「心臓に何も原因が無い」時も横隔膜が原因の時が多いです。

内臓を疲れさせる「あるあるリスト」

• 胃を疲れさせる行動：食べ過ぎ・早食い・夜遅い食事・飲み過ぎ
• 肝臓を疲れさせる行動：お酒の飲みすぎ・薬の多用・油っこい食事
• 肺を疲れさせる行動：寝不足・運動不足・アレルギーや風邪

表：原因と出やすいサイン

筋肉の原因もあるよ（忘れがち）

• 同じ体勢で長時間寝た
• デスクワークで猫背が続いた
• 運動不足、急に筋トレした 筋肉が硬くなると血流が落ち、痛み物質がたまる → 寝違えの典型パターン。

例えるなら：筋肉は「昔のゴムバンド」。ずっと伸ばしておくとピンと張って切れやすくなる。

だからどうする？今日からできる3ステップ（簡単）

1. まず生活チェック（内臓ケア）
   • 食べ過ぎをやめる、夜更かしを減らす、お酒を控える。
2. 呼吸と血流を動かす（毎朝1分習慣）
   • 深呼吸5回＋その場で足踏み30秒。
3. 早めに専門家へ（2日以上続く場合）
   • 鍼・マッサージ・カイロで血流と神経の流れを取り戻す。

 

自分でできる簡単ストレッチ（朝の1分）

• 肩をゆっくり回す30秒（前→後）
• 首をゆっくり左右に倒す各5秒キープ×3回
• 深呼吸＋胸を開くストレッチ10秒×3回

よくある質問（FAQ）

Q1：気温差だけで本当に首が痛くなるの？

A1：なる人はなります。特に高齢者や疲れている人は体の調整力が落ちているので影響を受けやすいです。

Q2：枕は関係ないの？

A2：枕が原因の寝違えもありますが、いつもの枕で痛む・長引く場合は別の要因（内臓疲労や筋肉疲労）を疑ってください。

Q3：すぐ病院に行くべき？

A3：2日以上痛みが続く、痛みが強くて生活に支障がある、腕にしびれが出る場合は当日受診を。

Q4：鍼は怖くない？痛い？

A4：髪の毛ほどの細い鍼を使うため、チクッとする程度で済むことが多い。効果としては血行改善や痛みの緩和が期待できます。

まとめ（短め）

「寝違え」と思ったら枕だけを疑わないで。

もしそれが原因なら泊まったホテルでは毎回寝違え・・・・

首の痛みはお腹の中や呼吸の筋肉、首まわりの筋肉が原因で起きることがある。

毎日のちょっとした生活習慣をチェックして、2日以上続くなら専門家に相談。

放置は「負のスパイラル」を招くから、早めの手当てでサッと治しましょう。