脂肪はどこへ消える?実は“息”で出ています。

fat burning

脂肪は「汗」や「尿」として体の外に出ると思われがちですが、実は脂肪の大部分は呼吸によって体外へ排出されています。

脂肪はどこへ消えるのか?

例えば、体脂肪1kgが減ったとします。

この脂肪は体内で燃焼されると、

  • 酸素(O₂)を使って分解される
  • 二酸化炭素(CO₂)
  • 水(H₂O)

に変わります。

その結果、

  • 約84%は二酸化炭素として「息」から出る
  • 約16%は水として尿・汗・涙などから出る

と言われています。

つまり、

「脂肪は主に肺から出ていく」

ということです。


車が動くのと同じ原理

脂肪は体の中の燃料です。

車で例えると、

  • ガソリン = 脂肪
  • エンジン = 細胞
  • 排気ガス = 二酸化炭素

です。

ガソリンを燃やすと排気ガスが出るように、

脂肪を燃やすと二酸化炭素が発生し、それを肺から吐き出しています。


だから汗=脂肪燃焼ではない

サウナで1kg減ったとしても、

それはほとんどが水分です。

水を飲めば元に戻ります。

一方で脂肪1kgを減らすには、

体内で脂肪をエネルギーとして使い、

最終的に二酸化炭素として吐き出さなければなりません。


呼吸が浅いと痩せにくいの?

ここで誤解してはいけないのは、

「たくさん呼吸すれば脂肪が減る」

わけではないことです。

ただ深呼吸を100回しても、脂肪はほとんど燃えません。

なぜなら、

脂肪を燃やすのは運動や基礎代謝であり、呼吸はその燃焼後の出口だからです。

例えるなら、

  • 脂肪を燃やす → ゴミを作る
  • 呼吸 → ゴミ収集車

です。

ゴミ収集車だけ増やしても、ゴミは増えません。

まず脂肪を使う必要があります。


それでも呼吸は大切

呼吸が浅い人は、

  • 酸素供給が少ない
  • 自律神経が乱れやすい
  • 疲れやすい
  • 活動量が落ちる

という悪循環になりやすくなります。

そのため、

痩せるために呼吸するのではなく、脂肪を燃やしやすい身体を作るために呼吸を整える

という考え方が大切です。


患者さん向けの説明

私は患者さんによくこう説明します。

「脂肪は汗で流れているわけではありません。実は息として出ていくんです。」

「だから大事なのは汗の量ではなく、身体がしっかり動いて脂肪を使える状態を作ることです。」

「呼吸が深くなり、身体が動きやすくなれば、自然と脂肪も燃えやすくなります。」

体重計の数字だけを見るより、

呼吸がしやすいか、疲れにくいか、身体が軽く動くか。

そうした身体の変化を見る方が、本当の健康には近いかもしれません。

多田治療院
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