スポーツ障害(何故同じところを怪我してしまうのか?)
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なぜ同じ部位を繰り返し怪我するのか?スポーツ障害の原因と改善策
スポーツ選手や学生、社会人が来院します。
多くは怪我ですが、理由は様々です。
1. 事故と怪我の違い
事故は突発的な外力の損傷です。
- 例:ラグビーでタックルを受けて首を痛める。
怪我は小さなサインを無視した結果です。
- 例:テニスで肘の違和感を放置し悪化させる。
2. 同じ部位を繰り返す原因
以下の4点が重なり合い再発を招きます。
理由 | 説明 |
---|---|
負担集中 | 同じ動作で特定筋へ負荷が集中 |
補償動作 | 痛みをかばい別部位へ過剰ストレス |
柔軟性不足 | 衝撃吸収力が低く再発しやすい |
神経伝達の乱れ | 判断力と反応が鈍り事故・怪我を見逃す |
3. 改善プランの具体例
A. 柔軟性向上プラン
- 静的ストレッチ30秒×3回
- 動的ストレッチ20回
さらに、週3回は大腿裏と股関節を重点的に伸ばします。
B. 筋力バランス強化プラン
- プランク30秒×3セットで体幹を安定化
- 片脚スクワット10回×左右で左右差を解消
4. 専門治療の併用
整体やカイロで骨格を整えます。
また、鍼灸で神経伝達を正常化します。
さらに、マッサージで血流とリンパを促進。 これにより判断力が向上し再発を防げます。
5. ケーススタディ:高校野球部員のCさん
ビフォー:肘痛を抱え、投球が困難。
施策
- 動作分析後に肘周囲の柔軟性UP
- 週2回の整体or鍼灸+セルフストレッチ
アフター:
- 6週間で痛み70%減少
- 投球フォームの安定化で再発防止
6. まとめと次の一歩
同じ部位の怪我は「負担集中」「補償動作」「柔軟性不足」「神経乱れ」が複合し発生します。
そのため、セルフケアと専門治療の両輪で対策が必須です。
さらに、定期的な動作チェックと改善プランの継続で、再発しない体を作りましょう。
参考文献
- N. Nonaka, “スポーツ障害とは?種類と予防法”, Keitaro Nonaka Clinic
- R. Bahr & T. Krosshaug, “Understanding injury mechanisms”, BJSM, 39(6):324-329 (2005)
- WHO, “Rehabilitation guidelines for sports injuries”, 2022
- I. Watsuki, “スポーツ障害で怪我が起きる4つの理由”, Hirowi Watsuki Blog (2019)
- Nagoya Minato Clinic, “なぜスポーツ障害は繰り返すのか?” (2023)
多田治療院
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