声や発声の調子を向上させるためには、鍼灸、マッサージ、整体などが有効です。
これらの方法は、解剖学的にはどのようにアプローチするのでしょうか。
医師にかかる場合、
耳鼻咽喉科、音声外科などにかかり、検査をします。
- 喉頭ファイバースコープ検査:喉頭の内側を直接観察する検査です。
声帯の炎症や腫瘍、ポリープなどの異常を調べることができます。
- 音声検査:声帯の振動や音声の質などを客観的に評価する検査です。
- 血液検査:全身疾患の有無を調べる検査です。
- 画像検査:喉頭の腫瘍やその他の異常を調べる検査です。
治療
検査の結果に基づいて、以下の治療を行います。
- 薬物治療:炎症や腫瘍などの原因となる疾患に対して、薬物療法を行います。
- 手術療法:腫瘍やその他の異常に対して、手術で切除や修復を行います。
- 音声訓練:発声器官の機能を改善するために、音声訓練を行います。(言語聴覚士)
鍼灸マッサージでは、何をするのか?
私たちの体には14本の経絡(血液や”気”の流れ)が通っており、その経絡上には全361穴のツボがあります1。
東洋医学の理論上、体の中でも経絡の流れが悪くなることが病気の原因と考えられています。
そこで、ツボを鍼灸で刺激することで、血行が改善され、本来の体エネルギーの流れや自然治癒力を取り戻し、
症状をやわらげることができるという仕組みです1。
マッサージでは、筋肉の緊張をほぐすことで声の調子を改善する効果があります234。
特に、喉周りの筋肉が硬くなると声が出にくくなるため、喉周りの筋肉をほぐすマッサージが有効です34。
東京都中央区の八丁堀、新富町のマッサージ、整体の多田治療院では何をするのか?

例えば歌手や声優、役者、アナウンサーなどは、声帯のコントロールや
空気の流入量が一般の人よりも多く行われるため、喉の疲れや声がれといった症状が出やすいです。
これは、発声するための空気の流入や声の大きさ、高さ、低さをコントロールするための
声帯を使い過ぎてしまい、それらを制御している筋肉が疲労したり、練習しすぎて乾燥してしまったりするからです。
声の回復のためには、首の治療が重要です。

喉や気道(空気の通り道)の後ろには首の骨があり、練習をしすぎると、喉以外にも首などが痛くなることがあります。
声のコントロールをしようとすると、首の筋肉の緊張が強くなり、喉周りの筋肉も硬くなって
唾液が出にくくなり、声帯を痛めてしまいます。
声を使う職業の方々は、自前の加湿器や部屋の加湿などで喉のケアをされています。
しかし、リハーサルや練習を多くしたり、本番会場の屋内が基本的に乾燥しているため、声が枯れてしまうこともあります。
声が枯れてしまう原因は、口の中が乾燥してしまうからです。
口の中の乾燥は、軽度から重度の喉の痛み、灼熱感のある痛み、嚥下困難(飲み込みが難しい)、
発話困難、嗄声(かすれ声)、鼻と鼻の通路の乾燥などの症状を引き起こす可能性があります。
東京都中央区のマッサージ、整体の発声、声の治療として行う方法

唾液を出す唾液腺は顔にあり、これらが硬くなると唾液を出すホースが狭くなり、
唾液の出る量が少なくなります。
それが口の渇きに繋がり、慢性的に喉の潤いが無くなり、喉に負担を掛けるのです。

この唾液腺を囲んでいるのが口の周りの咬筋や顎下の舌骨筋で、これらの筋肉を治療することが重要です。
当院では、これらの筋肉を治療します。