声優や歌手のための発声術。肺・横隔膜・声帯・背中のトリートメント

当院で歌手、ミュージカル役者、声優などの声を出すお仕事の方が来院して下さいます。様々なジャンルの方がいらっしゃいますが皆さん、

 

 

 

 

安定して声を出すという事ができにくくなって来院して頂けます。

では、なぜ安定して声が出にくくなるのか?

一つ分かりやすい発声に対する治療として

発声に必要な部位は

  1. 肺 
  2. 横隔膜
  3. 声帯
  4. 背中

大きく分けるとこの4つになります。

これらが、どの様な役割と治療が必要になるのか?

1.肺

肺の役割は、皆さんご存知の通り呼吸により酸素を摂取し、二酸化炭素を排出する。というのがメインになりますが、この息を吐く時に気管の出口にある声帯を通して音をだします。ですから、呼吸が浅くなると声が出にくくなるのと、呼吸筋が硬くなると肺の空気の調節がうまくいかなくなり
声の強弱の調整が出来にくくなります。この肺の為に
呼吸筋

胸鎖乳突筋、斜角筋、肋間筋、腹直筋、横隔膜

の動きをつけてあげます。そうすることにより楽に息が吸えるようになります。

2.横隔膜

この横隔膜の役目は肺を動かす為の筋肉になります。
この横隔膜は肺、心臓、肝臓、胃に隣接しています。ですから肺、肝臓、胃の内臓の代謝を良くすると共に横隔膜が付いている背中の第7~12肋骨の内側、腰椎1~3の内側、内側には手は届かないが外側の骨、筋肉を緩めることにより横隔膜の緊張を軽減させます。又、横隔膜の神経は頚椎の第3~5番から出ています。首も必ず治療していきます。

そして、横隔膜は大腰筋にくっ付いています。この大腰筋は股関節を曲げる筋肉になります。ですから、声を安定して発声させるには、下半身が重要になるので必ず治療します。

3.声帯

この声帯は、甲状軟骨(喉仏)の内側に位置しています。声帯を動かす(声の高低)事に使う大きな喉の筋肉は

甲状舌骨筋、胸骨甲状筋、茎突咽頭筋

この3つになります。
ですから、この筋肉を治療していきます。他には、甲状軟骨の真裏には、頚椎の3,4番、舌骨は頚椎3番の後ろに位置してきます。歌を沢山練習すると首のこりに繋がります。逆に首のこりは発声しにくさを生んでしまうのです。

4.背中

特に肩甲骨に付いている筋肉が肋骨(背骨)に影響して呼吸筋の動きを低下させてしまうので、

菱形筋、前鋸筋、肩甲挙筋、僧帽筋

などを治療する必要があります。

自分で出来る事は、首、背中、腰、股関節のストレッチを入念にする事になります。治る為のスイッチを入れる為にカイロプラクティック、鍼灸、マッサージに早めに行かれる事をお勧めします。

 

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
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日曜日・祝日はお休みです
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