長い時間きつめの服を着るのが体に悪い理由
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長時間のきつい服が体に悪いとされる理由の一つは、
血行障害が引き起こされる可能性があることです。
参照https://getamericafit.org/
一部の研究によれば、狭い場所に圧迫されることで、血液やリンパ液の流れが制限されることがあります。
これにより、組織や臓器に必要な酸素や栄養素が不十分に供給される可能性があります。
さらに、老廃物や二酸化炭素の排出も妨げられるため、組織に不要な物質が蓄積されるリスクもあります。
長時間のきつい服を着用することで、体温調節にも影響が及ぶことがあります。
そして、締め付けられた衣服は、皮膚の通気性を妨げる可能性があり、適切な空気の循環を阻害します。
この結果、体温が上昇し、汗が十分に蒸発しないことで体内の熱が逃げにくくなります。
長時間の体温上昇は、不快感や熱中症のリスクを高める可能性があります。
きつい服の圧迫は、筋肉や関節にも影響を与える可能性があります。
例えば、制限された運動範囲や正しい姿勢の制約があります。
短時間なら、適切な筋肉のサポートを得られるので、効果があります(コンプレッションウエア、サポーターなど)
しかし、長時間にわたるこのような制約は、筋肉の衰弱や不快感、筋肉のバランスの崩れ、圧迫、呼吸の苦しさが出ます。
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スピードスケート選手がレース後にすぐ脱ぐのはその為です。
心理的な影響も、長時間のきつい服が体に悪いとされる要因の一つです。
身体的な不快感や不自由さは、ストレスや不安の原因となることがあります。緊張感や圧迫感が持続することで、
身体的なリラックスや心地よさが得られず、日常生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
体にも同じことが言えます。
筋肉が緊張して硬くなっていると、きつい服を着ている(スーツなど)のと同じ現象が起こります。
運動、ストレッチで解消できない場合は、整体、マッサージにいらして下さい。
参考文献1:
Harumi Gomi, M., Noguchi, S., & Miwa, C. (2018). The effect of compression stockings on muscle oxygenation during and after exercise: a randomized controlled trial. Journal of sports sciences, 36(4), 404-409.
参考文献2:
Crandall, C. G., & Wilson, T. E. (2019). Human cardiovascular responses to passive heat stress. Comprehensive Physiology, 9(2), 829-875.
参考文献3:
Koumantakis, G. A., Beneka, A. G., & Makrigiannakis, A. (2005). The effect of high-heeled shoes on knee joint kinetics in women. Journal of orthopaedic science, 10(6), 457-461.
参考文献4:
Vinkers, C. H., & Joëls, M. (2017). The effect of stress on decision-making and the prefrontal cortex in stress-related psychiatric disorders. Progress in brain research, 235, 131-148.
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