坐骨神経痛とブロック注射
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坐骨神経痛で痛みがひどく、ペインクリニックや整形外科でブロック注射をされる方がいます。
痛みが引くケースが多く患者さんは喜ばれますが、坐骨神経痛がひどいケースだと1ヶ月も経たずに痛みがぶり返す事もあります。
医師からの説明もあると思いますが、
ブロック注射は麻酔です。痛みや筋肉の緊張を麻痺させて回復させようとする注射になります。
当院でも注射を打つことは悪いとは思いませんが、注射で楽になっても治療をすることをお勧めします。5年~10年後には注射や薬も効かないほど酷くなって帰ってくるからです。
では坐骨神経痛とはナニ?・・・・
【坐骨神経痛の種類】
1.根性坐骨神経痛・腰椎性坐骨神経痛(坐骨神経痛の5%)
坐骨神経の付け根が圧迫されて、痛みがおこるタイプの神経痛です。腰椎の関節、靭帯、筋肉などに異常があって、神経を圧迫している状態です。
2.梨状筋性坐骨神経痛(坐骨神経痛の40%)
臀部にある梨状筋という筋肉が収縮・緊張して、坐骨神経を圧迫し、痛みが出ている状態です。痛み・痺れはお尻の辺りに起こりやすいです。
3.症候性坐骨神経痛(坐骨神経痛の55%)
坐骨神経痛の症状があって、しかし神経の圧迫などが見られず、原因不明のものを症候性坐骨神経痛といいます。
坐骨神経痛の70%はカイロプラクティックで改善します
カイロプラクティックに適応の坐骨神経痛は虚血性疼痛(圧迫や筋力低下、神経の緊張による血液循環障害の痛み)が主なものになってきます。
主に坐骨神経痛といわれるものは
梨状筋
が坐骨神経を圧迫して起こしてきます。ですから、この筋肉を開放してあげると坐骨神経痛は回復に向かうというわけなんです。
坐骨神経痛の主な症状は、痛みとしびれです。
この痺れというのが症状の中では大変なもので痛みというのは発症して治療せずに放置しておくと5年くらい痛みがあったり、痛みが引いたりします。
その次に5年目から痺れが出現し始めます。ということは、最低でもしびれが症状にある人は5年物になるわけなんです。
しかも、この痺れを放っておくと8年目以降は手術の適応になってきます。
ここまできてしまうと当院では
手がつけられません。
ですから、早めに治療して体のねじれを解消し、治す方が8年も経って手術するよりよいので治療に行ってみてください。