当院でのアトピーの治療方針と自分で出来ること(セルフケア)

当院でも多く来院されるアトピー性皮膚炎。

では、アトピーとは、

湿疹(皮膚の炎症)を伴うもののうち、アレルギー反応と関連があるもの。先天性の過敏症の一種

といわれています。

では、アルルギーとは?

ある特定の、物質に対して過剰反応を起こすことをいいいます。

その反応の事を免疫反応といい、免疫反応は、外からの異物(腫瘍、細菌、花粉、ハウスダスト、そば、卵など)を排除するために働く、生体にとって不可欠な機能なのです。

ですから、治療が難しいのです。免疫反応力を落とせばアレルギーは簡単に治るのでしょうが、外から入ってくるばい菌、細菌に対しての反応も落ちてしまうので、容易に免疫力を落とす事が出来ないのです。

では、当院で行っている治療ではどのような事をしているのか?

アトピーは、アレルギー反応と関連があり、先天性の過敏症の一種です。

アレルギー反応の場合、頭蓋骨の中にある脳下垂体の働きが低下すると、分泌されるホルモン(副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン、メラニン細胞刺激ホルモン、オキシトシン、バソプレッシン)の低下(特に副腎皮質刺激ホルモン)が炎症を起こしやすくして、体の痒みを作ってしまうのです。

当院では、その脳下垂体に刺激を与えて、働きを正常にして、痒みを抑える事を中心に施術させてもらっています。
蛇足になりますが、脳下垂体に刺激を与える治療なので黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモンにも良い影響が出るために当院の不妊治療の達成率が高いのです。

勿論、治療で脳下垂体に刺激を与えてホルモンの分泌を良くするだけではアトピーは良くなりません。ホルモンの分泌代謝が良くないという事は、全身の血液、リンパの流れも良くありません。私もアトピー体質で肘の曲がる部分や膝の裏にアトピー症状が出ていました。

そして、私の場合は右に症状が強く出ていたので体の右半身の血流、リンパの流れが悪かったのです。
こういう問題は、カイロプラクティックやマッサージ鍼灸等で改善してくるので試してみてください。

当院の治療では、アトピーを改善していく為に必要な事は、痒様感(かゆみ)を無くす事にあります。
特に夜、無意識の内に掻いてしまう事が多いのですが、これは、自律神経(交感神経、副交感神経)のバランスが崩れると、痒みが増幅してしまいます。

当院では、その自律神経のバランスをとる為に脊椎をよく治療します。これは、自律神経の出力部位が頚椎から仙骨部分にまであるからなんです。

ですから、その部分のストレスを取る事によって痒みを減少させる事が目的となります。
勿論、治療だけでは改善される症状は半分程なので生活の中でやって欲しい事があります。

当院の治療だけでは、あくまで治る為のスイッチを入れる治療なので、

・運動
・食事
・睡眠

の生活改善がアトピーの症状改善への大きな鍵になってくると思います。

 

・運動

アトピーの人は、汗を掻くのを嫌がって運動を避ける人がいらっしゃいます。何人かに聞いてみると汗を掻くとそれが刺激になって痒くなったり、拭いたタオルが刺激になって痒みが増すからだそうです。

ケースバイケースにはなりますが、運動して体力を上げる事は痒みを軽減する事に繋がると思います。

ただ運動で注意していただきたい事は、プールは避けて頂きたいです。
海で泳ぐ事は、昔からアトピーに良いのですが、プールの場合は、細菌発生を抑える為に塩素を大量に入れます。

これが皮膚には刺激が強すぎるのでアトピーの人には向かないと思います。
運動自体は、体力が向上するほどハードにやった方が全身の血流の改善になるのと、汗をかくと皮膚には刺激になってしまいますが、汗は水以外の成分だと、塩化ナトリウムが約0.6%、その他ごく微量の尿素、カルシウム、マグネシウム、乳酸などのミネラルで構成されています。
皆肌には良い成分です。では、それで痒くなってしまう人は何故なのでしょう?

実は、汗の成分は血液から作り出されています。

という事は、食事に問題がある場合があるのです。

・食事

かゆみが起こる原因として、ヒスタミンという物質があります。
ヒスタミンは食物から直接体内に取り込まれるほか、体内で合成されます。体内で合成されるものは別として食物から取り入れる物には制限をかけるとかゆくなる頻度が減少してきます。

摂取量を減らして頂きたい食品をして

チーズ、ワイン、ビール、みそ、しょうゆ、トマト、

ほうれん草、なす、やまいも、エノキダケ、松茸、タケノコ

牛肉、豚肉、魚(さば、マグロ、イワシ、カツオ、シャケ)

バナナ、パイナップル、キウイ、いちご、ピーナツ、アーモンド

卵白、チョコレート、コーヒー など

油物、乳製品、肉類は避けたほうがかゆくなりにくいです。

食事療法は、かなり有効なので頑張ってやってみて下さい。

書き出した食品は、日常の食事の中にはほぼ入っていて中々遵守することは難しいです。

そこで、ヒスタミン(かゆみを発生させる物質)を出さない為に出来る他の事として、免疫細胞を過度に活性化させない。ということがポイントになります。

人間は、外部からウイルスが入ってくると免疫力を発揮して自分を守ろうとします。
それが過敏になってしまったのがアレルギーなのです。
そして、アレルギー疾患は、腸と関わりが深いといわれています。

今云われているのが、異種たんぱく質が腸から体内に侵入することによって、敵が現れたとして免疫細胞が活性化してアレルギー症状が出るそうです。

簡単にいうと

消化に悪いたんぱく質含有量の多い食品を摂取しないということがかゆみを激減させる事に繋がります。

代表的なものとして、餃子、牛丼、ピザ、インスタント麺、お好み焼き、鳥のから揚げ等になります。
他の食品としては、チョコレートを使った食品、コーヒーは避けてみると変化してくると思うのでやってみて下さい。

・睡眠

睡眠が不足すると、ヒスタミン(かゆみの原因)が多く発生してしまい、非常に痒くなります。私もアトピーアレルギー体質なので自分を使って実験した事があります。

肉を食らい

酒を飲み

寝不足をしました。

そうしたらアッというまに痒みが出ました。
ですから、この食べすぎ、飲みすぎ、睡眠不足は避けてください。
話はそれましたが、では良い睡眠とはどのように取ればよいのか?

チェックしていただきたい事として、

 

1.睡眠のサイクルは90分なので、3時間、6時間、9時間で取っていただく。

2.必ず消灯して睡眠を取る。

3.睡眠のゴールデンタイムはPM11:00~AM3:00なので、その時間には睡眠を取れるようにしていただく。

4.入眠する約2~5時間前には食事を済ませる。

これをするのとしないのとでは大分痒みが違います。やってみて下さい。

長きにわたってアトピーについて書いてきましたが、

アトピーを治すにあたって薬で何とかする。という事だけに頼らず、生活改善により痒くなりにくい生活をする。

ということが最重要事項になってきます。

これは、薬や西洋医学を否定しているわけではなく自分の生活をアトピーが痒くならないように自制する。

という事が現在の一番の治療法だからなんです。勿論、かゆみが収まったら皮膚の黒ずみ等は、皮膚科に行って綺麗にしてもらった方が良いと思います。

現在の皮膚科の技術、ステロイドの上手な使い方はかなり進歩しています。
私の知り合いの皮膚科の先生は、かなり良心的(インフォームドコンセント的、技術的)に診察されているのでお悩みの方がいらっしゃったらご相談ください。

 

 

 

多田治療院
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