妊活するにあたり知っていて欲し基礎知識
妊活にあたり不妊症で来院していただいている方が、当院にもいらっしゃいます。
Table of Contents
妊活、妊娠にあたり気をつけていただきたい自分で出来る事を書いていきたいと思います。
妊娠のシステムについて
妊娠するには、まず卵子が作られなければなりません。
卵子を作るのは、
視床下部から性腺刺激ホルモン(GNRH)を分泌し、下垂体に刺激を送ります。
下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌します。
卵胞刺激ホルモンの働きによって、
卵巣内の原始細胞が数個成熟して受精できる卵胞になります。
卵巣から卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、子宮内膜が増殖します。
卵胞ホルモンが一定量分泌されると卵胞刺激ホルモンに代わって黄体化ホルモン(LH)が下垂体から分泌されます。そうすると排卵をします。
排卵した後の卵胞は黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。
その黄体ホルモンの働きにより子宮内膜が受精卵を迎える準備をして滞りなければ着床するわけです。
ここで妊娠するために必要な機能として
視床下部(性腺刺激ホルモン)下垂体(卵胞刺激ホルモン)
卵巣(エストロゲン)
卵管
子宮
これらの部分が良い状態でないといけません。
まずは、視床下部、下垂体
視床下部の主な働きとしては、
交感神経、副交感神経、ホルモンの全体的な調整、飲食、性、睡眠、怒り、不安などの中枢にもなります。
ここは、
不規則な生活
フラストレーション
機能低下してくると
疲れているのに眠れない
食べすぎた。飲みすぎた。
動悸
むせる
冷える
不安になる
体がつれる
セックスレス
などが起こってきます。
自分で出来る事としては、今抱えている精神的ストレスを開放する事(正直に色々話せる人に話す、考え方、見方を変えるetc)と物を考えないでリラックスする(映画を見たり、温泉に入ったり、運動etc)
当院で推奨するセルフケア
良い食事、良い睡眠、良い運動
下垂体は、
蝶形骨のトルコ鞍というところにあります。
ここは血管がとても多く、視床下部や下垂体で分泌されたホルモンが血流に乗って全身に運ぶ役割を持っています。
この蝶形骨は呼吸によって刺激を受けるので正しい呼吸を
することにより正常に作動してきます。
当院で推奨する運動
まず運動が出来ない方、足が悪いという人や運動する時間の無い人は
その場で片足で9秒、反対の足で立って9秒です。
仕組みとして、片足重心になると股関節に体重がかかります。そうすと骨盤が後方下方に回転してきます。骨盤には、広背筋、一緒に回転してくる仙骨には最長筋、腸肋筋などが付いています。
これらが引っ張られる事により、停止部分の後頭部を引っ張ってきます。その後頭骨にホルモンを産生する視床下部、脳下垂体が乗っかっています。そこが刺激されるわけです。そのことにより脳に刺激を入れていきます。
ゆっくり9秒かけてというのは、早くしてしまうと後頭部に力が伝わる前に体重移動してしまうのでゆっくりとして欲しいわけです。
手間だけでお金は掛からず体を痛めるリスクがほとんどない方法なのでやってみてください。もちろん治療を受けていただいたほうがより早く回復する状態になります。
卵巣、卵管、子宮これらに栄養を運び状態を向上させるのは血液になります。
血液は、
酸素、水、ホルモンの運搬
体内に入った異物を処理
病原菌、細菌を攻撃
が主な役割になります。
ですから、血液の状態が悪ければ卵巣、卵管、子宮にうまく栄養が回らず妊娠しにくくなります。血液の状態があまりよろしくない人は
上半身より下半身が太め
むくむ
冷える
よく首を痛める
腰痛
などがある人になります。
この症状が当てはまる人は、血液の状態を向上させる為に治療に来ていただいたり、
自分で血液の状態を良くする事
深呼吸で酸素を取り込む
運動(特に下半身のスクワット)
をしていただくことが良いと思います。
妊娠、妊活するにあたっての女性が抱ている悩みは
卵子が生育しない
排卵しない
子宮内膜が生育しない
などがあります。
卵子は、視床下部、下垂体からの放出ホルモンにより卵巣内にある卵子の元に受精できる様に指示を出し、成熟させます。
視床下部、下垂体の位置から目からの刺激(過使用、寝不足)が多すぎたり、鼻呼吸、深呼吸がうまく出来ていないと刺激されずホルモンが放出されにくくなります。又これらが足りていないと生理周期に狂いが生じ排卵もうまく出来なくなってしまいます。
子宮内膜は、卵巣から放出されるホルモンにより生育を促している為、卵巣の状態の向上がポイントになります。
子宮内膜が思ったほど成長しない原因として
卵巣があります。
卵巣から放出されるホルモンにより子宮内膜が生育しています。ホルモンは血液により運搬されるので卵巣の血流を向上させることが必要になります。
卵巣の栄養は、腹大動脈から枝分かれして卵巣動脈として栄養しているものと、子宮動脈から枝分かれして栄養しているものとあります。ということは
腹大動脈(動脈血)の向上
子宮の状態の向上
が子宮内膜を成長させるポイントになります。
腹大動脈(動脈血)の向上として血液自体は、成人(25歳位)すると骨髄で造血されます。
造血されるところは
胸骨、肋骨
脊椎
骨盤
などになります。
ですから、カイロプラクティック、マッサージ、鍼灸などのアプローチで不妊が解決するという理由がここにあります。
血液は、赤血球(約120日)リンパ球(数日から数十年)好中球(約1日)血小板(3~4日)で新しいものと代わるので酸素、ホルモンを運ぶ赤血球の転生をベースとした
120日(約4ヶ月)を治療の目安とするわけです。(勿論、風邪を引いたり、寝不足したり、アレルギーが出たり、飲酒したりすると日数は変わります)
又、肝臓と脾臓でもわずかながら造血作用があるのでお酒を飲んだり、生食、多薬飲、油多食などは妊活するなら避けておいた方が良いと思います。
子宮の状態の向上
子宮には、子宮内膜という粘膜層があり、普段は生理の時にはがれ落ちて血液と一緒に体外に排出されます。
又、妊娠の時は子宮内膜に受精卵が付着し変化して胎盤を形成してきます。
ですから子宮は、妊活に際して重要な器官となります。
女性の生理は、満月から次の新月の周期(月の公転周期29.5日)と一致します。又平均妊娠期間は、月の公転周期の9倍(29.5×9=265.5日)になります。
自然と人間の体は同期しているのです。
ですから、まずは生理周期と生理的出血を治療やセルフケアで正常にすることが大切になると思います。
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