みぞおちの痛みの原因と治療とストレッチ法
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みぞおちが痛いという方が治療に来院していただきました。
内科に行ってみたが特に異常所見がなく、とりあえず胃の機能を安定させる薬を処方して
いただいて様子を見ているが、特に症状が向上する感じではないということでした。
では、この方はなぜ痛みが出現してしまったか?
みぞおちの内部は、
こうなっています。
とすると、心配になるのは、胃、肝臓、心臓に何か障害が無いか疑います。
しかし、今回は検査でその疑いは晴れています。
で、負担が掛かっているのは、
横隔膜になります。
ここに負担が掛かるとみぞおちが痛む以外にどの様な症状が出現するか?
負担が掛かり、動きが低下すれば、内臓への血行が低下し、最善のパフォーマンスが出せません。
そうすると
首がつらい
肩がこる
指にシビレ感がある
寝違い(2~3日続いている)
胃の調子が悪い
下痢
アレルギー
パニック症候群
大して食べていないのに
満腹感(気持ち悪い)がある
などの症状が出現してしまいます。
最初は、心臓に負担が掛かっていると思って、循環器に掛かり、特に何も見つからなかったので次は、消化器科に掛かり、そこでも見つからなかったので今は、心療内科に通院しているとの事でした。
この方は、当院に通院していただき、すでに回復したのですが、どのような事をしたか?
横隔膜は呼吸の際に使われる呼吸筋になるので呼吸筋の治療を行います。
呼吸筋は横隔膜、内肋間筋、外肋間筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋中斜角筋、後斜角筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋とあり、
これらの動きを良くする事がみぞおちの痛みを回復させる事になります。
筋肉系の治療以外では、横隔膜が隣接している内臓の胃、肝臓、肺に柔軟性の出る治療、
横隔膜の神経が頚椎(首の骨)の3~5番目から出てきています。
ですから、首の治療をする訳です。
今回当院に来院していただいた方は、5回の治療で生活に支障をきたさないところまで回復されました。
では、遠方で治療にこれない方で自分で出来る方法は?
遠方で治療にこれない方で自分で出来る方法として2つ
ストレッチ
呼吸筋のストレッチを行います。
代表的なのを3つ
このストレッチを各2分ずつ、ゆっくり呼吸しながら行います。
終わった後、立ちくらみがするので気をつけて下さい。
もう一つは、みぞおちのストレッチ
これは、
みぞおちの部分に
丸めたハンカチを入れ
うつぶせになり1分安息呼吸(顔はどちらに向いても良いです)
これらを繰り返すとみぞおちの痛みは取れてきます。
それでも取れないときはカイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどに行ってみてください。
多田治療院
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