偏頭痛の種類と治療
Table of Contents
偏頭痛の事で当院に来院された方に質問されたので
まずは、偏頭痛の種類として
1.症候性頭痛
2.筋緊張性頭痛
3.血管拡張性頭痛
4.群発性頭痛
大きく分けてこの4種類になります。
1.症候性頭痛
症候性頭痛とは、他の病気が原因により出現する頭痛のことです。例えば
脳血管障害、脳腫瘍、くも膜下出血、脳梗塞など
深刻なものもあります。
ただこの場合は、吐き気、視力障害、痺れ、片麻痺など
も併発するケースがあるので、頭痛だからといって軽視しないで一度は病院で診断してもらうと良いと思います。
2.筋緊張性頭痛
筋緊張性頭痛は、いわゆる「頭痛」と診断されるものの70%にあたるものといわれ、最も多い頭痛とされています。
特徴としては、肩こりや背中痛を併発します。
症状としては、「こめかみが痛む」「頭が締め付けられる」
などがあります。
原因としては、姿勢の悪さ、首や肩の凝り、精神的ストレス、歯の咬みあわせ(齲歯=虫歯)等の問題があります。
長年、頭痛は見させて頂いてますが、朝から痛むパターンと夕方から痛むパターンの大きく分けて2つあります。
朝から痛むパターンは、精神的ストレスや精神的緊張と咬合の問題がある場合が多いです。
夕方から痛むパターンは、睡眠不足と姿勢問題(腰の柔軟性低下や骨盤の捻れなど)がある場合が多いです。
どちらのパターンにしても、この筋緊張性頭痛といわれるものは、カイロプラクティック、マッサージ、鍼灸の適応になりますので、
根本から治して行きたい場合は是非通ってみてください。
3.血管拡張性頭痛
血管拡張性頭痛の一番の特徴は、拍動性(痛みが脈に合わせてズキンズキンと痛む)疼痛というのが特徴になります。
原因としては、血管が拡張して起こる頭痛なのですがなぜ拡張するのかは不明で、自律神経作用が有力といわれています。
それと、特定の食品によって頭痛が誘発されるようです。最近来院した方が、病院で偏頭痛と診断されたのですが摂取を避けて欲しい食品に、
赤ワイン、チーズ、チョコレート、柑橘類といわれたそうです。
初めは、私は筋緊張頭痛を想像していたので、赤ワインやチョコレートはポリフェノールが入って血液サラサラになるからいいのでは?
と思っていたのですが、「血管拡張性頭痛」となれば話は別です。
そして、特定の食品を摂取していないにも関わらず、頭痛が酷くなる場合には、自律神経のバランスが悪いということなんですが、
これは、規則正しい生活(良い睡眠)をすることで改善されると思います。
4.群発性頭痛
群発性頭痛とは、強烈な痛みがある期間毎日同じ時間(15分~180分)、日1~2回(1回/2日~8回/日)出現する頭痛を指します。
症状としては、決まった片側が痛む 特に目の奥が痛いなどがあります。
目の充血、涙目、鼻水などの自律神経症状が頭痛と同側に起き易く、夜間、明け方のほぼ一定の時間(午前2時、4時など)に起こることが多いので、
自律神経からの異常ではないかといわれています(原因不明)
基本的には、頭痛が起こる時間の前に予防でニトログリセリンやステロイドを服用する事があるそうです。
偏頭痛の治療として
偏頭痛の原因としては、症候性頭痛(他の疾患による頭痛)を除いては、緊張、血管拡張、自律神経の部分に原因があります。
勿論、症状が出てしまっては薬に症状を楽にしてもらうしかないのですが、「治す」ということに向かっていくには対症療法としての薬だけではなく、
症状が無い時に原因である緊張、血管拡張、自律神経のアンバランスを整える事が必要です。
特にこの原因に関しては、生活習慣が影響する所が大きいので自分自身を変えていく事が偏頭痛の改善に繋がると思います。
多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。有楽町線 新富町駅より徒歩3分。京橋駅、宝町からもアクセス可能
※わからない場合はお電話下さい。ご案内させて頂きます。