正月休み明けに出現する、首の痛みと腰の痛み

正月休みで出掛けたり、飲んだりして体の疲れが出て、首の痛み、腰の痛みが出現される方が多くなってきています。

共通して皆さん言うのは「飯がうまい」といいます。では、飯が旨いと体の疲れはどの様に関係してくるのか?

飯が旨いということは、自然と量も増える。そうすると、消化に問題が出てきます。

口から入った食物が、食道⇒胃⇒小腸⇒大腸⇒排出という順番になります。
飲み込んだ食物は6~7秒で食道を通過。胃で3~6時間かけて消化し小腸に送られ、4~5時間かけて分解、吸収し、大腸で9~16時間かけて同じように分解吸収されます。

ですから、食べたものが排出されるまで16~27時間掛かる訳なんです。

これが、食事の量が増えると体の中に食物が停滞してしまう事、排出される時間が伸びてしまうということが起きてしまいます。
そのことにより、食事の量が増えてしまうと


に負荷がかかってしまいます。

この内臓に負荷がかかると様々な症状を出してしまうのです。

胃の疲れ

食べ過ぎると胃の容量がいっぱいになります。そうすると、胃と隣接している横隔膜の動きに制限が生じます。
横隔膜の支配神経は、首の3.4.5番目から出ています。
ですから、食べ過ぎておなか一杯になると首の3~5番目の神経に緊張をきたしてしまい、それが筋肉の緊張を作り、朝起きた時や顔を洗う時の動作、くしゃみなどの筋肉が過緊張する動作が起きた時に痛めてしまうのです。
胃に炎症を起こし、良い姿勢を維持できなくなると肋間を圧迫して肋間神経痛を引き起こす原因となったり、 坐骨神経痛、梨状筋症候群、喘息、花粉症、ハウスダスト、膝の痛み、ぎっくり腰など発症してしまいます。

腸の機能としては、消化、水分、栄養の吸収です。ですから食べ過ぎれば腸も疲れます。
そうすると

貧血

便秘、下痢
過敏性大腸症候群
背中の痛み
胸の真ん中の痛み
後頭部痛
わき腹(肋骨)の痛み
耳が張る
体がつる

が出現します。これらの症状のある人は、消化能力が低下しています。
食事量は、全体的に抑えると良いでしょう。

カイロプラクティックの治療では、

胃の治療の場合、

食べ過ぎて炎症や疲れが出てくると、胃の位置がみぞおちの下にあるのでこの部分の炎症を回復させようと体の水分が集まってきたり、疲れを取ろうとする為に血液が集まってきたりして体が前かがみになり、頭が前方に出てきます。
人間の頭の重さが体重の約8%なので、体重60キロの人で約5キロの重さがあります。
それを治す為に、首とみぞおちの筋肉を柔らかくしてバランスを整えていきます。

腸の治療の場合、

食べ過ぎた時、腸の重量が重くなる為、内臓下垂が早くなってしまいます。

そうすると腹圧が上がります。

姿勢が良い状態で腹圧が高くなるのは安定性が増して良いのですが、腰痛があると

腰の痛みを軽減(かばう)させる為、曲げています。

この状態で腹圧を上げると体の曲がりが強くなり腰痛が更に悪化させます。

 もう半分の理由は、脳の力になります。

内臓を支える筋肉というのは、不随意筋といって自分の意思では動かす事の出来ない筋肉です。この筋肉に指令を送っているのは、脳になります。
そして、体の他の部分が疲労してきて回復するにあたり、内臓の下垂を戻す事は、動脈硬化を改善しようとしたり胃に穴が開いたりするのを防ごうとする事に比べたらさして重要ではないのです。

ですから、カイロプラクティックで脳の血流を良くする治療が必要になってくると思います。

多田治療院
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