背筋と腿の筋肉と腰痛: あなたが知らなかった関係性
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腰痛は多様な原因によって引き起こされる一般的な症状であり、その中には背筋や足の筋肉の状態も含まれます。
広背筋は、背中の下部から腰部にかけて広がる大きな筋肉で、肩関節の動きや体幹の安定に重要な役割を果たしています。
この筋肉が硬くなると、背骨の動きが制限され、他の背骨や椎間板への負担が増加し、腰痛を引き起こす可能性があります。
解剖学的に見ると、広背筋は第7〜12胸椎、腰椎、仙骨、胸腰筋膜、第9〜12肋骨、腸骨稜から起始し、上腕骨の結節間溝に停止します。
この筋肉は肩関節の伸展、内転、内旋を助けるだけでなく、体幹の伸展や側屈、骨盤の挙上にも関与しています。
特に、胸腰筋膜は腰部の安定に寄与する重要な構造であり、広背筋が硬くなると、この筋膜に過度の緊張が生じ、腰痛の原因となることがあります。
さらに、広背筋の状態は腰痛の発生において直接的な影響を及ぼすことが知られています。
広背筋が過度に硬くなると、
胸腰筋膜に負担がかかり、腹横筋というお腹のインナーマッスルが働きにくくなることが報告されています。
これにより、腰部の安定性が低下し、腰痛を引き起こすリスクが高まります。
また、広背筋が弱い場合も腰の痛みに関わり、胸腰椎関連の背中の痛みが緩和されることが示されています。
医学的な観点からは、腰痛のメカニズムを理解するためには、受動的支持機構と能動的支持機構の両方を考慮する必要があります。
受動的支持機構には骨、椎間板、靱帯、関節などが含まれ、能動的支持機構には神経・筋組織が含まれます。
広背筋は、腰椎の安定性に寄与しており、腰痛の予防と治療において重要な役割を担っています。
したがって、腰痛の治療や予防においては、広背筋の柔軟性を高め、適切な筋力を維持することが重要です。
ハムストリングスと大腿四頭筋の状態も腰痛に影響を与えることはよく知られています。
ハムストリングスは、大腿の後面に位置し、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋の三つの筋肉から構成されており、骨盤に付着しています。
これらの筋肉が過度に緊張すると、骨盤の位置が後方に引っ張られ、負担が増加し、腰痛を引き起こす可能性があります。
また、ハムストリングスが硬くなると、坐骨神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こします。
大腿四頭筋は、大腿の前面に位置する筋肉で、膝関節の伸展に関与しています。
この筋肉が弱まると、ハムストリングスに過剰な負荷がかかり、腰痛に繋がることがあります。
多田治療院では、これらの筋肉をケアすることで、腰痛を治したり、予防したりしています。
ストレッチや筋トレをして、筋肉を柔らかくしたり、強くしたりすることが大切です。
これによって、腰痛を起こしにくくすることができます。
腰痛って、いろんなところの筋肉のバランスが大事です。
だから、体をうまく動かして(体操)、筋肉を上手に使うことが、腰痛を防ぐ秘訣なのです。
腰痛が中々治らない人は、これらの筋肉が原因かもしれません。
是非治療にお越しになってみて下さい。
多田治療院
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