起立性調節障害

最近、立ちくらみの症状の方が多く来院されます。立ちくらみの正式名起立性調節障害といいます。

思春期の女子(小、中学生)に多い症状なのですが 最近は、30~40代の女性の方が、この症状で来院されます。

なぜなのでしょうか?

起立性調節障害 は、自律神経が鈍いことから起きる症状です。

座っていた状態から急に立ち上がると血液は足の方に下がります。

このとき普通なら足の血管が縮んで足に行く血液を少なくして、頭の血液が減少するのを防ぎます。

ところが、自律神経の調子が低下していると,この調節がうなくいかなくて、頭の血液が少なくなりすぎクラクラします。

小、中学生くらいの成長期時は、身長の発育と心臓の発育のバランスが崩れて血液循環が不調になるんです。

では、なぜ成長期が過ぎた30~40代の女性の方が、この症状になるのか?

女性の場合は、女性ホルモンの影響もあって筋力がつきにくいということもあって 起立性調節障害になりやすい。

という事と月経があるというのが自律神経を疲れさせる要因の一つだと思われます。

最近、30~40代の女性の方がこの症状を訴えることがありますが、この原因の一つとして目の疲れがあります。

パソコンで仕事をする機会が殆どの現在、目の疲れというのは、皆さんあると思います。目が疲れてくると遠近の調節がしにくくなるため

首を固定して調節します。ですから、目が疲れる人は首を揉むんですね。

では、これ以外にどのような要因があるか?

立ちくらみのそのほかの原因としては

鉄欠乏性貧血
食べすぎ

があります。

鉄欠乏性貧血は、体の中の鉄分が不足することによって赤血球の中のヘモグロビンが作られなくなり、

赤血球が小さくなってしまったり、赤みが薄くなったりします。そうすると赤血球の働きである酸素を

体内に運ぶ事に影響が出て貧血症状(動悸、息切れ、めまいなど)が出現します。

最近は、鉄分が足りないというよりも赤血球が酸素をきちんと運搬してくれない自律神経による貧血が

多くなってきています。

これは、慢性寝不足が原因です。気をつけてみてください。

もう一つの

食べすぎ

は、食べ過ぎると胃が張ってくる為、呼吸が浅くなり酸素が血液中に足りなくなり立ちくらみが起こります。

簡単な確認としては、軽くみぞおちを押してみて呼吸がしにくくなければ大丈夫です。

少し圧痛があれば、胃が疲れていると思ってください。

カイロプラクティックの治療としては 自律神経症状を整える為に首を治療します。

首以外は、筋肉を収縮させる機能の低下により起立性調節障害が出現していると思われるので体の反射神経を

元に戻す治療をします。

これだけでも大分回復します。しかし、生活の中で寝不足、食べすぎを改善していくとより回復していくのでやってみて下さい。

 

多田治療院
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