喘息(気管支)と咳喘息
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最近良く聞く「喘息」と「咳喘息」
では、この二つはどう違いがあるのか?
喘息は、
夜間から早朝に咳や喘鳴(呼吸をするときに、ヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすること)がある
息苦しい
走ったり、運動後、息苦しい
風邪を引いた時
家族に喘息の人がいる
咳喘息は
8週間以上続く慢性の咳
日中でも頻繁に出る
会話を長くしていると出やすい
喘鳴はない
という違いがありますが、今のところ原因とされるのは、呼吸時の空気の通り道となる気管支が炎症を起こして過敏になってしまい、
腫れることや痰が出ることでその幅が狭くなり、呼吸が発作的に苦しくなって咳が続いてしまうという事になります。
では、何により気道に炎症が起こるのか?
喘息の場合での気道の炎症の理由として最大の問題は、アレルギーだと思います。
アレルギーとは何なんでしょう?
アレルギーとは、とりあえず今の所地球上にある物質、例えば空気中のもの(花粉など)や食物(貝類、穀物類など)又は、化学物質(薬など)に対する過剰反応のことです。
もう少し頭が良さそうに書くと、アレルギーとは免疫系の特殊なタンパク(抗体と呼ばれる異物に反応するタンパク質)の産生。といわれ、アレルギーの人は正常の人と比較すると、抗体を過剰に作り出す傾向があります。
そして抗体が作られると異物が入ってきた場合に反応するわけですから、ハウスダストアレルギーなどと言われたら毎日喘息です。
だってホコリなんて、宇宙か水中か北極、南極にでも行かない限りはどこにでも必ずあります。
では、なぜアレルギーが出たり出なかったりするのか?
それは体の免疫の過剰反応です。
喘息の発作が出たり出なかったりするのは、この免疫の過剰反応が鋭く出るか出ないかで変わってくるんです。
代表的なものでいえば、喘息の発作が出る環境があります。
夜、発作が出る人。
冷たい空気、タバコの煙を吸った時に出る人。
食べ物、飲み物などを摂取して出る人。
季節も変わり目に出る人。
など、色々とあると思います。
治療では、どのような考えで行うのか?
アレルギーとして考えるので、肝臓、胆のう、腎臓、小腸の働きを向上させるように努めます。
肝臓は、血流量の1/5以上が通過します。グリコーゲンという脳が働くのに必要な栄養素を溜めています。
ですから、アレルギーなのに酒を飲むのは症状を悪化させることになるんです。
胆のうは、肝臓で作られた胆汁を溜める器官でその胆汁というのが脂肪を消化するのに必要な汁になり消化した後は、
腸から吸収されて肝臓で再利用されます。ですから油物は、アレルギーの症状を悪化させてしまうんです。早く治したい人は、気をつけてください。
腎臓の役割としては、体の水分の調節や血液を産生するホルモンの産生促進、血圧を調節するホルモンの産生促進などを行っています。
風邪、アレルギーが改善する鍵となるのは、血液、リンパになります。ですから、体が疲れると腎臓の機能が低下して腎臓の機能が低下すると
体が疲れ、免疫が低下するという悪循環に入っていくわけなんです。
小腸は、胃と大腸な間にあって十二指腸、空腸、回腸と分けられます。
どれも消化を仕事とする機関ですが、それぞれ役割があって、十二指腸は肝臓(胆のう)と膵臓から、脂肪、タンパク質、
炭水化物の消化液を受け取り消化する器官です。空腸、回腸は、最終消化をする器官と共に集合リンパ節という食物アレルギーに対する免疫器官があります。
今までのことを踏まえた上で治療をしていくと喘息はびっくりするほど改善してきます。
多田治療院
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