肩を痛めた高校野球選手の当院での治療の一例

今回は、去年の11月に治療させて頂いた17歳、男性、右肩痛

野球部所属(今回の春の選抜出場)ポジションはピッチャー。4ヶ月ほど前から投球すると右肩に痛み、整形外科でレントゲンを撮っても異常なしと診断されました。3ヶ月程、整形に通うも、緩和は10%位。この症状を当院のカイロプラクティックで治療すると・・・・

まず、肩の筋肉(三角筋、小胸筋、上腕二頭筋、大胸筋)、肩の回旋筋腱板(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)の筋力圧痛検査をしました。

特に痛みは無く、筋力低下は大胸筋(胸の筋肉)と広背筋(背中の筋肉)に左右差が見られました。

カイロプラクティックの検査で後頭骨ラインという指標で胸椎6、腰椎2、というポイントで反応がありました。これは内臓の反射で胸椎6番がすい臓、腰椎2番が盲腸の反応になります。

私 「昨日の食事は、何を食べました?」

彼 「ご飯と味噌汁と肉の野菜炒めです。」

私 「ご飯は、何杯食べましたか?何時から何時までの間に食べましたか?」

彼 「3杯食べました。時間は7時半から8時かな」

・・・・食い過ぎです。しかも食事時間が短い!

まー部活をしている子は、特技が早食いになってしますんですけどね。彼に聞いてみると、線が細いので沢山食べた方が良いという自己判断があったので、それが、肩を痛める原因になっていることを説明しました。それは

食べ過ぎると、胃が張ってきて体が前かがみになります。前かがみになるとボールを投げる時に肘を高く上げられません。それを無理やり上げようとすると肩を痛めます。

早食いをすると胃で消化し切れなかった食事が盲腸部へ流れて負担がかかります。盲腸はヘソと右の腸前腸骨棘(体の前側の骨盤のでっぱり)を結んだ線の3分の1のあります。

ですから、体の右側の前かがみが特に強く出ます。右肩が前方み突っ込んだ状態で投球をすれば、右肩にかかる負担は、とても大きいです。

治療をして、キネシオテーピングを貼って、その場で少しシャドーピッチングをしてもらいました。80%くらい痛みが取れたようです。

しかし、取り敢えず1週間は投球禁止をしてもらい、部活でもランニングと背中の筋トレ中心のメニューと食事を左手で箸を使い食べてもらうようにお願いしました。

これは、早食い防止になります。

3週間は、週一回治療とお願いしたメニューをこなしてもらいました。で12月中盤には投球再開し、1月後半には120球投げても痛みが発生しませんでした。今回の選抜ではベンチ入りしましたが、試合には負けてしまいました。夏に向けて故障することなくやりきって頂きたいです。

 

 

多田治療院
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