40代後半女性の不妊症の施術例

【40代後半・不妊治療の記録】FSH・E2が改善しても妊娠に至らなかった症例と、私の正直な思い

今回ご紹介するのは、40代後半の女性のケースです。

40歳から不妊治療を続け、体外受精にも挑戦されていましたが、なかなか結果が出ず、 「50歳の誕生日までは頑張りたい」という強い意志を持って当院へ来院されました。


■ 初診時のホルモン値は厳しい状態だった

まず、初診時の検査結果は次の通りでした。

FSH:33(基準値 3.5〜12.5)
→ 卵胞刺激ホルモンが高く、卵が育ちにくい状態。

E2:13(基準値 29〜196)
→ 卵胞が発育していないことを示す数値。

つまり、卵の育成がほとんど進んでいない状態でした。

そこで、私は卵が育ちやすい体の環境づくりを目的に治療を開始しました。


■ FSHを整えるために「脳下垂体」へアプローチ

 

 

 

 

 

FSH(卵胞刺激ホルモン)は脳下垂体で作られます。

そして、脳下垂体へのアプローチは、鍼灸やマッサージでも可能ですが、 構造と機能を同時に整えるカイロプラクティックが最も適していると私は考えています。

そのため、下垂体の働きを高めるための施術を中心に行いました。


■ E2を整えるために「卵巣の働き」を改善

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、E2(卵胞ホルモン)は卵巣から分泌されます。

そこで、卵巣が活動しやすいように、血流改善や骨盤内環境の調整を行いました。

患者さんは婦人科にも通院されていたため、毎月の検査結果を確認しながら、 週1回 × 3ヶ月のペースで治療を進めました。


■ 治療2ヶ月目でホルモン値が大きく改善

治療開始から2ヶ月後、驚くべき変化が現れました。

FSH:33 → 11.9(正常値上限)
E2:13 → 21(正常値より低めだが改善)

さらに、3ヶ月目には…

FSH:10.8(正常値)
E2:199(正常値の上限付近)

この時点で、卵の発育環境としては非常に良い状態になっていました。

しかし、残念ながら妊娠には至りませんでした。


■ その後も治療を継続し、数値は安定して改善

治療を続ける中で、9ヶ月後にはさらに良い数値が出ました。

FSH:10.8
E2:222(卵の発育としては理想的)

そこで体外受精を行いましたが、残念ながら着床には至りませんでした。

さらに12ヶ月後には卵胞が2つできたものの、発育不全で受精できず、 16ヶ月後には卵胞はできたものの異常受精となり、妊娠は叶いませんでした。


■ そして迎えた「50歳」というタイムリミット

最終的に、患者さんが決めていたタイムリミットである50歳を迎え、 妊活を終了するという決断に至りました。

妊娠という目標を達成できなかったことは、私にとっても非常に残念で、 今でもカルテを見返しながら「もっとできることがあったのではないか」と考えることがあります。

私はこの患者さんのことを忘れられません。
出産という願いを叶えられなかったことが、今でも心に残っています。

■ 最後に

不妊治療は、身体だけでなく心にも大きな負担がかかります。 そして、結果が出ないこともあります。

しかし、私はこれからも「できる限りのサポート」を続け、 一人でも多くの方が希望を叶えられるよう、学び続けていきます。

 

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
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日曜日・祝日はお休みです
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