腰椎椎間板ヘルニアと腰痛
Table of Contents
腰痛を抱えている人でレントゲンを撮って椎間板ヘルニアと診断されている人は多いと思います。
椎間板ヘルニアとは、椎間板の一部が椎体からはみ出し、神経を圧迫ししびれ、痛みの症状を出すものです。
では、なぜ椎間板ヘルニアになるのか?
垂直に力が掛かっていれば均等に力が分散されるのですが、背骨の間にある椎間板は体が5°回転すると100psのエネルギーを使います。
1psは0.735kwに相当する仕事量ですので、73.5kw椎間板にかかってきます。
この力が常時かかってくると椎間板ヘルニアや慢性の腰痛になってしまうのです。
ですから、ヘルニアの原因は体のねじれになってくるんです。
体のねじれは、継続した筋肉の緊張により起こってきます。
例えば、右の肩こりが慢性的にある人。この人は、右側の筋肉が緊張してくるので体が右回転(右肩が前に出る形)して
右の椎間板が飛び出して(ヘルニア)きます。
これを改善するには、腰の緊張を除外するだけではなく、
体が右に傾いて回転している原因
を改善しなければ、椎間板ヘルニアにより掛かっている腰椎へのストレスが無くならないので痛みが改善しません。
体が回転するとこれだけの箇所に力が掛かってくるのです。
カイロプラクティック、鍼灸、マッサージでは、この回転ストレスを取っていっているわけなんです。
では、椎間板ヘルニアの為のセルフケアは?
まず水分と糖質の制限
水分の過剰摂取が腰痛を作ってしまうのは、体の支持力というのは、筋肉よりも靭帯の方が重視されます。
この靭帯や椎間板、軟骨は、コラーゲンという成分で構成されています。皆さん聞いた事あると思います。
このコラーゲン、水分と糖質に弱く、水分を38%以上含むと靭帯や椎間板が緩んで、支持力が低下して腰痛などを起こします。
実際、当院でも水分と糖質に気をつけた食事をしただけで腰痛が改善したり、年に1回ぎっくり腰をしていたものが無くなったりしている人はかなり多くいます。
次は、睡眠
これは、体を横にすることにより重力から椎間板に掛かっている圧力を開放します。
睡眠環境が重要です。
温度は20~23℃、湿度は50%
これが睡眠を取る環境にはベストになります。寒く感じる人は免疫力が低下しているか、老化しています。寒い人はこの温度、湿度にして着込んでください。
温度は、呼吸する際に暑すぎると苦しくて眠れません。夏砂浜で熟睡は出来なかったり、サウナでは眠れない。といえばわかっていただけるかと思います。
湿度は、乾燥しすぎると鼻や喉を刺激する物質が空気中に舞って、咳や鼻が痛くなったりします。逆に湿度が高すぎても体がだるくなってしまいます。
深い眠りと浅い眠りのサイクルは90分なので3時間ワンセットで睡眠を取っていただきたいので、3時間、6時間、9時間、この3つで選択して頂くのが
良いかと思います。
ただ例えば6時間睡眠を取るとしても、すぐには眠れないと思うので、『消灯して6時間半』位がベストだと思います。
「電気をつけていないと眠れません」と云う人もいらっしゃいますが、光は目をつぶっていても瞼を通って入ってくるので良い睡眠は取れません。
必ず真っ暗にするか、アイマスクして寝てください。
音も敏感に感じてしまうので耳栓をして寝られると良いでしょう。
睡眠は、時間と質に気をつけてください。
最後にストレッチ
腰椎椎間板ヘルニアと腰痛の為のストレッチの方法として
回転させるストレッチ
これは、腰椎椎間板ヘルニアのある人は気を付けなければいけません。
例えば、椎間板ヘルニアのある側(例えば左)の肩を前方に出し捻るストレッチをしてしまうと
椎間板ヘルニアが余計に酷くなってしまいます。
ですから、回転させるストレッチよりは、
側屈させるストレッチの方が負担が少なくて良いです。
他には、
壁に腰を引っ掛けるストレッチ。これは、腰椎の後ろ側の
椎間関節靭帯を伸ばす為に行います。
この椎間関節靭帯を伸ばす方法は、他に
これらで、伸ばすことができます。
一箇所のストレッチにつき、10秒行い、10秒休みを繰り返して5分ずつ行うと良いでしょう。
より良いストレッチを行うには、治療院、整骨院などに行って指導してもらうと良いです。指導してもらうのと、そうでない場合を比べると効果が70%位は違ってくると思います。
多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。有楽町線 新富町駅より徒歩3分。京橋駅、宝町からもアクセス可能
※わからない場合はお電話下さい。ご案内させて頂きます。