背中の痛みと原因と治療
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現代病といってもいい背中の痛み
特に、ぶつけた訳でもないのに、仕事をしているとだんだん痛みが増してくる。
内臓疾患でもむちうちでもないのになぜ痛むのか?今回は背中の痛みについて書いていこうと思います。
背中のこりのいちばんの原因は体を動かさない事なんです。
背中は
このようになっています。
この肩甲骨には腕がついていて、片腕の重さは体重の5%といわれています。
ですから、体重60キロの人で片腕3キロの重さがあり、両腕で6キロが肩甲骨、背中にかかってきます。
最低でもデスクワークで8時間位は座っているのでその負担は、背中に来る訳なんです。
では、どうすればよいか?
当院での背中の治療の場合、
まずは背骨の動きをつける事をします。これは、皆さん一度は背中を触ったことがあると思いますが、すぐに骨に触れられます。
触れられるということは、肉が少ないということで肉が少なければ、血液、酸素の循環が少ない為、冷えたり、疲れが取れなかったりします。
背骨の脇には、血管、神経が通っています。この動きをつけることにより、過度の緊張や循環不足を改善しようとしているのです。
次に治療するのは、首です。
首からは
板状筋
上後鋸筋
肩甲挙筋
がついています。
板状筋
首の一番上の骨から背中の5番目の骨までくっ付いているので首の治療をよくします。
上後鋸筋
この筋肉は、首の5番目と背中の2番目のの骨から肋骨までくっ付いている息を吸う時に引き上げる筋肉です。
肩甲挙筋
肩甲骨を挙げる(肩をすくめる)時に使う筋肉です。
これらが、首から発している筋肉です。そして、その首は約5キロある頭を支えています。その頭も体の真ん中に乗っている訳ではなく。
この様なバランスになっています。
頭が前に倒れないように支える為、首の後ろの筋肉が緊張し、そこから繋がる背中の筋肉が張って痛みが出現する訳なんです。
次の治療は、胸です。
背中の筋肉を拮抗(バランス)させているのは、胸の筋肉です。
この筋肉のバランスを整えることにより、背中の痛みから解放し、こりを再発させないようにします。
では、これらを踏まえて、自分で出来る背中のこりを出現させない為のエクササイズを
背中を動かす事がこりの解消に繋がります。そのセルフケアの運動として
まず肘を曲げます(片側ずつでОKです。出来れば指を肩に触れる)
それを後ろに引きます(イメージは弓引き)
その状態をキープして腰を後ろに捻ります。これを片側3ヶ所(上中下)
例:(肘)上向き、(肘)中向き、(肘)下向きを1ヶ所につき30秒ずつ行います。
これを1時間に1回行うだけでも回復してきます。やってみて下さい。
多田治療院
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