脳と腰痛(体が柔らかいのに腰痛)
腰痛を良くするのには筋肉を柔らかくするだけでは楽になりません。
現に
体操選手や
バレリーナ
の方が来院されますが、腰痛持ちの人はいらっしゃいます。
では、体や筋肉が柔らかいのになぜ痛くなるのか?
それは、
防御反射(緊張)です。
だれでも力を入れると
筋肉が硬くなると思います。
この筋肉が硬い状態で活動しているとそれ以上の力が運動にて掛かった時に腰痛が起こるのです。ですから、体がいくら柔らかくても体の緊張がある方は腰痛が起こります。ただ、この緊張には自覚していないことが多いです。
では、無意識に緊張している状態は
手に汗をかく
声が小さい、大きい
早口
上半身に汗を多くかく
口が渇く
顔が赤くなる
息苦しくなる
手足が震える
便秘
咳
顎の痛み
等があります。では、どうすればよいのか?
体の緊張(防御反射)は、主に
呼吸
首
によって起こってきます。
まずは、
呼吸
息を吸ったとき、体は張って緊張してきます。
息を吐いたとき、体は弛緩してきます。
自身で気をつけるのは、息を止めないことになります。
首
首には自律神経の中枢があります。自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つの神経系からできていて、簡単に云うと「活動と抑制」を行いバランスさせている神経です。ですから、その部分にアンバランスが生じれば緊張が強く出てしまい、体の筋肉が硬くなってしまい、その状態で活動してしまうと過度に負荷が掛かり腰痛を起こしてしまうのです。
ですから首を柔らかくしてあげることが腰痛を改善させる一つの方法になります。
腰痛に対するカイロプラクティックでの脳の治療は、
ポイントとして
脳の血流量は総血液の約15%
間脳は嗅覚を除く全感覚の中継点
中脳は運動機能の中継点
延髄は呼吸機能
という事が大まかなものとなります。
これらの機能が充分に働く事により、体を硬くしてしまう(防御反射)ものを
改善させて腰痛をより無くしていく事になります。
当院では、定期的(1ヶ月に1、2回程度)に治療に来院して頂き、ある程度の約束事(暴飲暴食など)を守って頂いている方は、急性腰痛などは出現していません。ですから、この辺を踏まえて治療していらっしゃる鍼灸、マッサージ、カイロプラクティックに治療に行ける事が一番良いと思います。
テニスボールを使った腰痛セルフケア
坐骨の下(裏太ももの一番上)
股関節大転子と腸骨稜の間
ふくらはぎの真ん中
片尻の真ん中(大腿骨の上)
足の裏
これらをやってみて下さい。
腰痛の為の股関節エクササイズ。
まずは
この形からの
深く沈みこんでいきます。10秒沈んで、戻して10秒を1セットで6セット
次に
この形をとり、お辞儀をして10秒、体を起こして10秒を6セット
次に
仰向けで足を抱えて10秒、伸ばして10秒を左右6セットずつになります。
ハムストリングスストレッチ
30秒保持を3回ずつ行うと良いです。
腰痛予防のためのエクササイズ
何処かに掴まり
この形で力を抜いて足を前後に振ります。これを左右することにより大腰筋、腸腰筋の筋肉を伸ばしたり縮めたりするのでよいエクササイズになります。
寝る前、起床後片足3分ずつやってみて下さい。腰痛の外旋六筋のストレッチとして
テニスボールを使うなら
内転筋のストレッチは
になります。
多いですが自分で治すならやってみて下さい。
多田治療院
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