コレステロール値って何?
目次
「コレステロール値が高いだけで後は異常が無いといわれました」というのをよく聞きます。
では、コレステロールとはなんなのでしょうか?そして、どうやって減らすのか?
よく悪者にされやすいコレステロールですが、実は細胞の働きに関わったり、血管を強化したり胆汁酸やホルモンを作る大切な物質でもあります。
コレステロールは、脂肪酸とくっついたエステル型、別々に分かれた遊離型とがあって、あわせて総コレステロールといいます。
では、どのくらい溜まると人体に影響を及ぼすのか?
健康な人の血液中の総コレステロールの平均値は、1㎗中190~220までが正常範囲内です。
この数値が高くなると肥満、糖尿病、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症などになりやすいです。
コレステロールの分類としては、
比重の低いコレステロールを悪玉
比重の高いコレステロールを善玉
といいます。
悪玉(LDL)は、動脈の内壁に蓄積されて動脈硬化の危険因子となりますが、一方の善玉(HDL)は、悪玉が蓄積されるのを防ぐ
働きをしている為、これが少なすぎるようだと心筋梗塞、脳梗塞、高脂血症(脂質異常症)のリスクが高くなります。
善玉は男性なら1㎗中40~60㎎、女性なら50~70㎎あればオッケーです。
総コレステロール値が高い人は、牛肉、豚肉、卵などの動物性脂肪の取りすぎに気をつけて適度に運動することが推奨されています。
コレステロール値を下げる運動として有酸素運動が挙げられます。
有酸素運動をすると、筋肉が酸素とグリコーゲン(糖質)を消費するので、コレステロール(脂質)を下げられます。
食事でグリコーゲン(糖質)が多いと予備燃料として脂質に変えて体に蓄えられます。これが、コレステロール増加に繋がってしまいます。
ですから、運動の出来る人は、水泳、ジョギング、テニス、バドミントン、サッカーなどのスポーツを1回に2時間、
週に2回を3ヶ月するとコレステロール値が減ってきます。
スポーツが出来ない人は、ウォーキング、水中歩行、体操、などを1回に1時間、週に3回を6ヶ月すると変化してきます。
共に運動はコレステロールがピークになる食事の3時間後です。このタイミングで運動をすると効果的です。
食事で気をつけることは、バランスよく、量を控えるということです。
よく「炭水化物を控える」などがありますが、筋肉を燃やすエネルギーとして炭水化物は必要なので控えると女性は特に基礎代謝が低下しやすいです。
腸内環境を整えようとヨーグルトを多く摂取する女性がいますが、種類と量を気をつけないとコレステロール値を上げることになりかねません。
お酒を飲んでよく食べる人、これは肝臓でコレステロールの合成が促進されます。余分な食事のエネルギーは肝臓で中性脂肪に合成され、蓄積されます。
バター、卵などの動物性脂肪はコレステロールをダイレクトに摂取しているようなものなので控えるとよいです。
食物繊維は、血管壁へのコレステロールの沈着を防ぎます。一日350gが目安になります。
これらのことを総合すると和食を三食控えめに摂るということが、コレステロール低下に繋がるので気になる方は頑張ってみてください。
多田治療院
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