暑くなると出てくる熱中症
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今回は暑くなって出現する症状、熱中症(熱射病)です。
熱中症とは、
暑い場所にいたり、運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった人が発症し、体温を維持するための汗を沢山かいたり、逆にかけなかったり、体温が高かったり、正常だったり等の失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態
の事をいいます。
では、どのような人がなるのか?対策としては?
熱中症の原因は、
- 睡眠不足
- 運動不足
- 食事、水分摂取の間違い
大きく分けてこの3点だと思います。
・睡眠不足
睡眠不足だと自律神経の働きに異常をきたし、体温調節中枢や発汗中枢に正常に働かなくなるので熱中症を引き起こしやすいです。40代50台の人は解ると思うのですが、子供の頃、今よりも床に就くことが早かったはずです。
しかし、今の子供は、9時過ぎにファミレスで食事しているのを見かけたり、11時頃に居酒屋で見かけたこともあります。
この様な事が続くと自律神経に異常をきたして熱中症などの症状にかかりやすくなってしまいます。
私たちは、子供の頃、冷房は無くあっても扇風機でした。
それでも、当時は、熱中症になる人は炎天下や道場の中で激しい運動をしている人が時々なるくらいでした。
これから、もっと暑くなります。
ですから熱中症対策として、日付が変わる前には床に入るようにするとよいですね。
・運動不足
運動不足が原因による熱中症の場合、発汗と放熱がうまくいかないと体の中に熱がこもって起きてしまいます。
最近の熱中症の中では一番多いケースです。
昔、私達の時代は、クーラーはデパートと図書館位にしか無かったのですが、最近は各部屋に一台という時代です。
仕事場にも学校にも電車にもどこにでもあります。
普段運動している人以外は、外を歩いて移動する時位しか汗をかきません。
そうすると、自律神経の発汗中枢や放熱中枢が一気に活動するので変調をきたして熱中症になるわけです。
対策としては、冷房のない場所で汗をかく時間を熱中症になら無い程度(小一時間)増やしてあげると良いでしょう。
・食事
空調が発達したおかげで夏やせなんて無くなってしまいました。
そうすると、夏でも満振りで食事を取ります。
満腹状態になると、胃は横隔膜に接しているので動きが悪くなり、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなれば放熱率が悪くなるので、熱中症になりやすいわけです。
ですから、腹7文目位で対策を取っておいて下さい。
水分摂取
水分は、飲みすぎると汗になって出すぎてしまいます。
体内に入りすぎた事によって、汗をかきすぎ熱中症になってしまうわけです。
ボクサーが減量のためにサウナスーツを着て汗を出していますが、それでも熱中症にならないのは、体重増加をさせない為に必要最低限の水分に抑えているからなんです。
摂取する水分の種類でも熱中症になる確率が上がってしまうものがあります。
それは、糖質です。
運動して水を摂取すると玉のような汗がでますが、糖質の高い飲料水(甘味料等)を摂取すると、体にべったり張り付くような汗になってしまいます。
ですから、純粋に水を摂取する事がん熱中症対策になると思います。
多田治療院
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