熱中症に対する水分補給の判別と量について
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ここ近年、暑さが異常になり、外を歩いているだけでも熱中症なる人が増えてきました。
「熱中症対策には、水分補給を」とよく聞きますが、
では、今回は水分補給の判別と量について
まず、体内の水が足りなくなると、体内水分の約40%を有している細胞内液が不足し、代謝や栄養がうまく行かなくなってしまいます。
そして、体内水分の約20%の細胞外液が不足すると、血液やリンパ液の量が減少し、血液がドロドロになってしまいます。
これが続くと、血液がうまく体内を巡れなくなります。
そうなると酸素や栄養が全身に行き渡らず、体温調節がうまくいかなくなり、熱中症になりやすくなります。
また、体温が上がりすぎると酵素の働きが悪くなり、細胞がダメージを受けます。
細胞がダメージを受けると免疫力が下がってしまい、病気にかかりやすくなります。
更に、水分不足は血液のドロドロ化によって血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まる。
水分不足が続くとこんなに大変なことになります。
それを防ぐためにも、適切なタイミングで適切な飲料を摂ることが重要です。
では、自分がどれくらい脱水しているかを判別する方法
尿の色(引用 警視庁ホームページ)
正常な尿の色は、薄い黄色です。脱水症状になると、尿の濃度が高くなり、オレンジ色や茶褐色などの濃い色になります。
人は、約2ℓ水分を失われると命の危険があるといわれています。
皮膚の弾力性(1ℓ程度の発汗)
手の甲や腕などの皮膚をつまんでみてください。元に戻るまでに3秒以上かかる場合は、脱水症状の可能性があります。
口が渇く(約250~500㎖の発汗)
喉が乾いている場合は、脱水症状の可能性があります。
頭痛(約1.8ℓ程度の 発汗)
頭痛は、脱水症状の初期症状としてよく見られます。
疲労感(約1.5ℓ程度の発汗)
脱水症状になると、体に必要な水分が不足するため、疲労感を感じやすくなります。
これらの症状が複数ある場合は、脱水症状を疑い、水分を補給するようにしましょう。
多田治療院
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