ストレッチを行う時間で効果が変わる
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「体の疲労や肩こり、腰痛にならない為にストレッチをした方が良いですか?」
と聞かれることがあります。勿論した方が良いです。
ストレッチをすると体の疲労や肩こり、腰痛が軽減する理由。
- 血行促進
ストレッチを行うことで、筋肉が伸び、血管が広がります。
これにより、血流が促進され、筋肉や関節に酸素や栄養が行き渡りやすくなります。
また、老廃物も排出されやすくなります。
- 筋肉の緊張緩和
筋肉が硬くなると、血行が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。
ストレッチを行うことで、筋肉の緊張が緩和され、血行が促進されます。
また、筋肉の柔軟性が向上することで、疲労物質が溜まりにくくなります。
- 自律神経の調整
ストレッチを行うことで、副交感神経が優位になります。
副交感神経は、リラックス状態を促す神経です。
ストレッチを行うことで、リラックス状態になり、肩こりや腰痛が軽減されます。
では、ストレッチはいつ行ったら良いか?
朝
起床後、身体をほぐすためのストレッチは良いです。
寝ている間に筋肉が収縮することがあるため、朝のストレッチで身体をリセットすることができます。
一日の中での休憩時
長時間のデスクワークや座りっぱなしの作業後、休憩を兼ねてストレッチを行うことも効果的です。
入浴後
入浴後は、血行が良くなっているため、ストレッチの効果が高まります。
一か所何秒行うと良いのか?
論文では、
筋肉を対象とする場合は、20秒(参照 静的ストレッチングの効果的な持続時間について)
靭帯を対象とする場合は、45秒(参照 靭帯に対するリハビリとストレッチ)
尚、ストレッチは60秒以上行っても、効果が変わらないと出ています。
筋肉、靭帯のストレッチはどう区別するの?
筋肉は私たちの体を動かす力をつくる役割があります。
例えば、走るときやジャンプするときに筋肉が収縮(しゅくしょう)して動きを生み出します。
筋肉のストレッチは、その筋肉を伸ばすことで、柔軟性を高めたり、緊張をほぐしたりすることを意味します。
これによって、筋肉がより長く伸びて、スムーズな動きや柔らかさが生まれるのです。
一方、靭帯は骨と骨をつなぐ大切な組織です。靭帯は体の安定性を保ち、関節を支えています。
例えば、膝や肘などの関節部分に靭帯があります。
靭帯のストレッチは、靭帯を無理なく伸ばすことを意味します。
ただし、靭帯は伸びにくい特性を持っているため、無理に引っ張りすぎると傷つける可能性があるので注意が必要です。
例を出すと
肩こり、背中こり、ふともも、ふくらはぎは、筋肉ストレッチ(症状部分を触ると筋肉)
首こり、腰痛、肘痛、膝痛は、靭帯ストレッチ(症状部分を触ると骨)
という風に覚えて下さい。
ストレッチは、毎日行うことで効果が現れやすくなります。
また、ストレッチをするときは、無理のない範囲で行うようにしましょう。
多田治療院
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